競輪場は全国に43場あり、1年を通してほとんど毎日、どこかの競輪場でレースが開催されている。

「競輪、始めてみたい!」と思ったらすぐ始められるのが競輪の魅力でもある。しかし出場選手一覧に書かれる「A1」「S2」などの表記に戸惑ったりもするのでは。

この記事では、競輪選手のランクについて解説する。

級班とは

競輪選手は約2200人。プロスポーツの中でも選手人口が1番多いことで有名だ。競輪選手としてプロデビューすると、まずはA級3班に所属となる(女子はL級1班のみ、後述をご参照下さい)。

級班は全部で6つ。表の上に行くほどトップ選手となり、数が少なくなっていく。

S級 S班
S級 1班
S級 2班
A級 1班
A級 2班
A級 3班

年に2回、成績に応じて級班の入れ替えが行われ、成績の悪い状態が続けば選手登録の抹消・競輪界から去ることとなる。常にシビアな戦いの中にいるのが競輪なのだ。

特別昇級(特別昇班)

年2回の級班入れ替えの他にも、『特別昇級』という制度がある。これはA級1・2班の選手がS級2班に昇級、あるいはA級3班の選手がA級2班に昇班できる制度。

条件は「完全優勝(開催中全レース1着での優勝)を連続3回すること」または「レインボーカップ(A級1・2班と3班それぞれのトップ9が特別昇級をかけて競う年2回のレース)に出走し1着から3着となること」。

なお特別昇級した選手は、直近次期、及び次々期(合計3期)の間、昇級後の級班が保証される。

KEIRIN.jp「レインボーカップについて」

早期卒業生 寺崎浩平、18連勝でS級特別昇級・深谷知広以来2人目の快挙

各級班の出場可能レース、人数など

1/2 Page