第4種目:ポイントレース
ここまでの3種目の順位に対して与えられるポイントの合算を持ち点にして始まるポイントレース。
ポイントレースでは10周毎にポイント獲得周回(1着は5ポイント、2着は3ポイント、3着は2ポイント、4着は1ポイント)があり、最終周回だけは記載の獲得ポイントが2倍となる。その他メインとなる集団を1周追い抜くと特別に20ポイントが加算される。レースは80周、合計20kmで争われる。
ここまでの暫定順位(トップ5)は以下の通り
1位 | 梶原 | 114ポイント |
2位 | パテルノステル(イタリア) | 94ポイント |
3位 | マルティンス(ポルトガル) | 88ポイント |
4位 | ピクリク(ポーランド) | 86ポイント |
5位 | ドホール(ベルギー) | 82ポイント |
6位 | ウィルト(オランダ) | 76ポイント |
ここまで来れば夢のトップまでもう一歩となった梶原。このポイントレースを終えて総合ポイントのトップとなれば快挙の達成となる。
レースがスタートすると最初のアタックでウィルトが集団から飛び出す。アタックは決まらず集団に飲み込まれるものの、去年のチャンピオンが序盤から逆転を諦めない姿勢を見せる。
しかし早々と周りの選手を突き放す梶原は、残り70周となる最初のポイント周回で1着5ポイントを獲得する。
その後はピッタリとパテルノステル(イタリア)をマークし逃がさない展開。
そして残り60、50、40と周回を重ねていき、残り20周を切っても梶原とパテルノステルとのポイント差はほとんど縮まらないまま残り10周のポイント周回へ。
ここで梶原は3着で通過し更に2ポイントを獲得。通算121ポイントとし、その時点の2位だったパテルノステルが99ポイントしか持っていなかったために優勝が確定。
ウィニングランとも言える最後の10周回を走り抜き、最終周回のフィニッシュラインを通過した。
女子オムニアム日本史上初の世界チャンピオンの栄冠を手にし、割れんばかりの拍手の中で日本国旗を掲げることに成功した。
優勝は梶原悠未、2位はレティシア・パテルノステル(イタリア)、3位にはダリア・ピクリク(ポーランド)という最終結果となった。