12月8日、ニュージーランド行われた『2019-2020トラックワールドカップ第4戦』の女子オムニアムに、日本から梶原悠未が出場。前回大会で金メダルを獲得した日本のエースが2大会連続となる金メダルを力で勝ち取った。
今大会には第1戦で世界チャンピオンのウィルトを破って優勝したジェニファー・バレンテ(アメリカ)、前回大会で梶原と同ポイントながらも着順によって2位となったマリア・マルティンス(ポルトガル)、昨シーズンに何度も梶原と表彰台争いをしたアリソン・ベバレッジ(カナダ)、そしてジョージア・バーカー(オーストラリア)などが出場。今回の出場選手は計21人。
オムニアム:レース進み方とポイントについて
スクラッチ→テンポレース→エリミネーション→ポイントレースの順番に4種目で競う。エリミネーションまでは種目ごとの順位によって決められたポイントが加算されていく。最後のポイントレースでは、3種目終了までに獲得したポイントを持ち点としてスタートし、ポイントを積み重ねていく。最終的に最も獲得ポイントの高い選手が勝ちとなる。
第1種目:スクラッチ
女子は7.5km、トラック30周で争われるスクラッチ。単純に30周を最も速く走った選手の勝ちとなる。
序盤に数人の選手がアタックして集団から抜け出したものの、すぐに集団に追いつかれ、残り5周。
集団の後方からするすると上がってきた梶原が集団前方に位置して迎えた最終周回。
梶原がスプリントを開始すると誰も付いていくことが出来ず、他の選手たちを突き放して梶原が1着。2着にバレンテ(アメリカ)、3着にマルティンス(ポルトガル)が入った。