第4種目:ポイントレース

ここまでの3種目の順位に対して与えられるポイントの合算を持ち点にして始まるポイントレース。

ポイントレースでは10周毎にポイント獲得周回(1着は5ポイント、2着は3ポイント、3着は2ポイント、4着は1ポイント)があり、最終周回だけは記載の獲得ポイントが2倍となる。その他メインとなる集団を1周追い抜くと特別に20ポイントが加算される。レースは80周、合計20kmで争われる。

ここまでの暫定順位(トップ5)は以下の通り

梶原:116ポイント
バレンテ(アメリカ):110ポイント
ベバレッジ(カナダ):104ポイント
マルティンス(ポルトガル):102ポイント
ピクリク(ポーランド):90ポイント

暫定2位のバレンテとは僅か6ポイント差でスタートしたポイントレース。

序盤から中盤にかけて梶原がポイントを加算していく。

自分の敵となる上位陣にポイントを取らせないように、そして自分とのポイント差を更に広げるべく、まずは梶原が2回目、残り60週のポイント周回で上位陣としては唯1人1ポイントを獲得する。そして残り40周となる4回目のポイント周回では自らのスプリント力を活かして1着、5ポイントを加算。しかしバレンテが2着、ベバレッジも3着に入りポイントを加算したため、決定的なポイント差にはならない。

バレンテ(アメリカ):110ポイント

残り30周となるポイント周回ではバレンテが1着、ベバレッジが2着、梶原が3着となり、上位陣の激しい攻防が繰り広げられる。

この時点で梶原は124ポイント、バレンテが118ポイント、ベバレッジが109ポイント。梶原にとってはまだ油断が出来ないポイント差で勝負は終盤へ。ここからは梶原がバレンテを徹底マークする形となり、終始バレンテの後ろに居ながらバレンテにポイントを与えないように動いていく。

そして残り20周のポイント周回では、上位陣がポイントを得られない中、梶原だけがバレンテとの差を広げるべく4着で1ポイントを追加する。ポイント獲得後に改めてバレンテをマークした梶原はその後も上位陣を封じ込め、最終周回ではダメ押しとなる3着で4ポイントを追加してポイントレースが終了。

最終結果は梶原が優勝(129ポイント)、終盤にポイントを獲得できなかったバレンテが2位(118ポイント)、3位にベバレッジ(111ポイント)となり、梶原が見事2大会連続の金メダルを獲得した。

最終結果公式リザルト

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