決勝
死闘を勝ち抜き決勝に駒を進めたのは2人のオランダ人レーサー。ヨーロッパチャンピオンのジェフリー・ホーフラントと現世界チャンピオン、ハリー・ラブレイセン。
今年の世界選手権、ヨーロッパ選手権でも決勝戦は同じ顔ぶれとなっている。現在のスプリント界の頂点を2分する2人がワールドカップ開幕戦でも相まみえることとなった。
1kmタイムトライアルを得意とするホーフラントはロングスプリントが最大の武器。対して、ラブレイセンはBMXレースで培った鋭い瞬発力が強みだ。
決勝ではそれぞれの持ち味がぶつかりあい、両者一歩もひかず3本目までもつれ込む。
そして最後は、ラブレイセンが壮絶なもがきあいを制し優勝。アルカンシェルを身にまとった伸び盛りの22歳が今季初勝利を飾った。
3位にはオランダのマティエス・ブフリが入り、オランダが表彰台を独占した。
優勝したラブレイセンは、今大会チームスプリント、ケイリンと合わせて3冠を達成。スプリンター王国オランダのエースとして出場種目の全てで金メダルを獲得する「完全優勝」を果たした。
男子スプリント結果
優勝:ハリー・ラブレイセン(オランダ)
2位:ジェフリー・ホーフラント(オランダ)
3位:マティアス・ブフリ(オランダ)
15位:小原佑太(日本)