Jプロツアー所属のロードレース選手たちによる、バンクでの白熱した全く新しいレースシリーズ「バンクリーグ」。開幕戦であるRound1が8月23日に名古屋競輪場にて開催された。記念すべき新たなレースの開幕戦を制したのはシマノレーシング。
遂に開幕した新たなレース「バンクリーグ」。開幕戦には全6チームが出場し、国内のJプロツアーで戦う強豪たちが出揃った。
出場した6チームはシマノレーシング/マトリックスパワータグ/宇都宮ブリッツェン/愛三工業レーシング/チーム・ブリヂストンサイクリング(以下BSと記載)/キナンサイクリングチーム。これらのチームが2つのグループに分かれ、各グループ1位同士が対決し優勝を決める。
今回のグループ分けと結果は以下の通り:
【グループA】
キナン | 愛三 | シマノ | |
キナン | ー | ○ | × |
愛三 | × | - | × |
シマノ | ○ | ○ | - |
【グループB】
BS | ブリッツェン | マトリックス | |
BS | ー | × | × |
ブリッツェン | ○ | - | ○ |
マトリックス | ○ | × | - |
両グループ共に負けなしであがってきたチーム同士の対決となった決勝のカードは宇都宮ブリッツェン対シマノレーシング。シマノレーシングに到っては、ここまで1ポイントも譲らない完璧な勝ち上がりでの決勝進出となった。
決勝戦
両チームのメンバーは予選と変わらず:
ブリッツェン:鈴木譲/阿部嵩之/堀孝明/小野寺玲
シマノ:木村圭佑/一丸尚伍/黒枝咲哉/横山航太
レースが始まるとブリッツェンのスプリンターの小野寺をシマノの黒枝が徹底マークし、その間にスプリント力の高い一丸がポイントをゲットするシマノの展開となる。
あっという間に一丸のスプリントで2ポイントを獲得したシマノが優勝に大手を掛けると、最後は木村と黒枝が抜け出し、木村のリードアウトを利用して黒枝がフィニッシュ。見事に3ポイントをストレートで獲得したシマノが開幕戦の栄えある優勝チームとなった。そしてこのレースでたったの一度もポイントを相手に与えず、開幕戦で「完全優勝」を果たしたシマノが歴史に名を刻んだ。
次のレースは松阪競輪場で8月30日に行われる。果たしてシマノを破るチームは現れるのか?