準決勝
準々決勝を勝ち上がった小林優香の相手は2012年の世界選手権、スプリント銀メダルを獲得のベテラン選手、シモーナ・クルペツカイテ（リトアニア）。
小林が前、クルペツカイテが後ろでスタートしたレースは序盤からペースが上がっていく。
どんどんペースが上がりながら最終周回に入ると、バンクの上部に上がった小林に並走する形でクルペツカイテが内側に入り込み、位置関係が変わる。
そこから小林がクルペツカイテの後ろにぴったりと付き、両者のスピードが更に上がっていく。
残り半周ではお互いがスプリント体制に入り、最終4コーナーで小林が外からクルペツカイテをかわしにいき、ほぼ横並びでフィニッシュラインへ。
結果は小林が10cm程度の差で先着し、1本目を得ることに成功する。
2本目も同じような展開となり、小林が再度クルペツカイテの後輪にピッタリとくっつけ最後は内側にクルペツカイテ、外側に小林でフィニッシュラインへ。1本目よりも更に僅かの差となった2本目は写真判定となったが、判定の結果小林が先着。ベテランで強豪のクルペツカイテを小林がストレートで下して決勝進出を果たした。
決勝のレースレポートはこちら：小林優香が2位、優勝はシュメレワ、太田りゆは予選で自己ベスト更新／女子スプリント・モスクワGP2019
