3月3日『世界選手権トラック2019』大会最終日の女子ケイリンへ出場したのは26人。今シーズンのワールドカップで活躍した小林優香(第3戦銅メダル)と太田りゆ(第6戦銀メダル)が出場。立ち向かう相手にはステファニー・モートン(オーストラリア)、リー・ワイジー(李慧詩:香港)、去年の世界チャンピオンのニッキー・デグレンデルなど。
今年からオリンピック形式の勝ち上がりが採用されたケイリン。レースは1回戦(2着上がり)→(敗者復活戦)→準々決勝(4着勝ち上がり)→準決勝(3着勝ち上がり)→決勝と進む。
1回戦
1回戦は全5組。第3組に小林、第5組に太田が出走。
第3組:小林優香
まずは小林の第3組。小林の3組にはファンリーセン(オランダ)、グロ(フランス)、リー・ホイヤン(李海恩:香港)など。
残り1周となりファンリーセンが先頭、後ろにリー・ホイヤン(李海恩)が続き4番手から攻めることになった小林。
外から加速し一気に踏み込んでいくが、リー・ホイヤン(李海恩:香港)が外に膨らむと、その煽りを受けて失速。しかし諦めずに追い込みをかけ、最後は3着でフィニッシュ。
1着はファンリーセン、2着はリー・ホイヤン(李海恩:香港)、3着が小林。しかし、小林が外に膨らんだ場面におけるリー・ホイヤンの動きで反訴の判定が取られ、リー・ホイヤンは降着処分。順位が繰り上がり小林が2回戦進出を決めた。
第5組:太田りゆ
第5組は太田が出場。優勝候補のモートン(オーストラリア)と同組になった太田は、スタートの合図が切られ、周回を1周すると最後尾、モートンの後輪へと位置を下げる。
残り2周を切ってモートンが外から加速していくと太田もモートンに続く。モートンと太田が他の選手たちを突き放し、そのままワンツーフィニッシュ。太田は2着で2回戦へと歩を進めた。