決勝

予選のトップ3が出走するまでに暫定トップタイムとなったのはラモン(イタリア)で1分00秒958。
そして迎えた予選トップ3の登場となると、まずはダルメイダが出走。ダルメイダはラモンのタイムを1周毎に塗り替えていき、フィニッシュタイムは1分00秒826。暫定トップとなり表彰台に上がることを確定させる。

次に出走したのは予選2位のボス(オランダ)。スタートから750mまで暫定トップを更新することは出来ず、しかし最後の250mで脅威の粘りを見せて、フィニッシュタイムは1分00秒388。ダルメイダのタイムをコンマ5秒更新し、暫定トップとなる。

残すは予選トップタイム、唯一の“ファンタスティック”なタイムを叩き出したラファルグ(フランス)。

1周目から飛ばしていくラファルグは500m、750mでトップタイムを更新していき、最後の250mへ。

最後の1周を走りきってのフィニッシュタイムは1分00秒029。

ボスの記録を更にコンマ3秒更新し、自身初となる世界選手権での優勝を果たした。

最終結果PDF

銀メダル:テオ・ボス

決勝のタイムを見てラファルグへ勝つには十分ではないということは分かっていたよ。

前にも言ってたけど、今回は世界チャンピオンに返り咲くチャンスだった。でも、自分の実力が足りなかったね。

ここにはアルカンシェルを獲得するために来たから、・・・うーん、銀メダルだと残念な気持ちだよ。この気持ちを癒せるのは、僕が日本で競輪を走れるということしかないよ。日本に行くまでにはロードレースを観たりしてちょっと休むつもりさ