今年の世界選手権で、とてつもない伝説が誕生した。男子チームパシュートで世界記録を更新し優勝した、サミュエル・ウェルスフォード(オーストラリア)が、わずか15分後に行われたスクラッチレースにも出場。なんとこの種目でも優勝し、2枚のアルカンシェルを手に入れたのだ。

世界記録更新の15分後に別種目へ出場

『世界選手権トラック2019』男子スクラッチに出場したのは24人。日本人選手の出場はなし。60周15kmで争われるこの種目に、男子チームパシュートで15分前に世界記録を更新したオーストラリアチームのメンバーの一人、サミュエル・ウェルスフォードが出場。

レースは様子見の段階を過ぎ、所々でアタックが掛かるも誰も集団から抜け出すことが出来ず最後の10周を過ぎていく。

終盤で集団から抜け出したのはオリベイラ(ポルトガル)。残り2周の時点で後続を大きく突き放し、フィニッシュラインへとペダルを踏み込むが、他の選手たちはそれを許さず後ろから追いこみを開始。

見る間に距離が詰まっていく中、集団から猛スピードで飛び出したのは・・・なんとウェルスフォード。

最後の最後にスプリンター顔負けの猛スピードで単独トップへ踊り出ての1着を奪い取ったのだ。チームパシュートを終えてから1時間も経たない内に二つ目の世界タイトルを手にすることに成功した。

なお2位はイーフィティング(オランダ)、そして3位はセクストン(ニュージーランド)。

Photo : Szymon Gruchalski & Szymon Sikora

ウェルスフォード選手へインタビュー

Q:えーっと・・・同姓同名の別人じゃないよね(笑)?

本物です(笑)

Q:疲れてないんですか(笑)?

最初の20周くらいは凄い疲れていたよ。その後もキツかったけど、最後の2周で良いポジションが取れて得意のスプリント勝負が出来て良かったかな。次はオムニアムさ!