UCI公式サイトにて、2018-2019トラックワールドカップの振り返り記事が英文で公開されている。その5戦&6戦についてのレポートを翻訳したものが以下となる。
2月末に行われる世界選手権の前に、直近の大会の内容を振り返ってみよう。
第5戦 2019年1月18〜20日 ニュージーランド・ケンブリッジ
第4戦から1ヶ月空け、Tissot UCI トラックサイクリングワールドカップはニュージーランド・ケンブリッジにあるアヴァンティドローム(Avantidrome)にて1月18~20日に開催された。本大会が2018-2019シーズンの第5戦となる。
地元ニュージーランドの選手達が6個のメダルを獲得し、そのうち金メダルが5個。他にはオーストラリアと香港の2ヶ国のみが複数の種目で金メダルを獲得。ニュージーランドが大会を支配した。
合計19ヶ国とUCIトレードチームが表彰台へと登り、そのうち7ヶ国と1チームが14個の金メダルを獲得した。
今大会では3選手が大会二冠を達成した。
5度目のワールドカップにて女子個人スプリントとケイリンで3度目の優勝を果たした香港のリー・ワイジー。
地元ニュージーランドのスチュワート・キャンプベル(Stewart Campbel)が男子マディソンとチームパシュートで、エドワード・ドーキンス(Edward Dawkins)がケイリンとチームスプリントで勝利を挙げ金メダルを獲得した。
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【ピックアップ選手】エドワード・ドーキンス Edward Dawkins
ニュージーランドが誇るスプリンター、エドワード・ドーキンス。
チームスプリントで2016オリンピック、3度の世界タイトル(2014.2016.2017)、過去3年のコンチネンタルチャンピオンシップ、そして2度のコモンウェルスゲームズと数々の大会で栄誉を誇るPowerhouse men’s squadのメンバーの1人でもある。ニュージランドは今大会チームスプリントで勝利を遂げ、ドーキンス個人はケイリンで金メダルを獲得。
2018年コモンウェルスゲームズで銅メダル、2015年と2016年の同大会では銀メダルを獲得している。2016年でのコンチネンタルチャンピオンシップでは優勝経験があり、ケイリン選手としてのその高い能力を過去の数シーズンで示している。
元記事:https://www.uci.org/track/news/2019/the-tissot-uci-track-cycling-world-cup-chronicle-cambridge-2019