アジア選手権トラック2019で橋本英也/窪木一成ペアが3位に入った男子マディソン。ニュージーランド・ケンブリッジで行われた『2018-2019トラックワールドカップ第5戦』へ2人の出場は無かった。
しかしアジア選手権を取材した後だからこそ、今回のワールドカップ第5戦の男子マディソンを見て改めて感じたことを伝えたい。始めにお断りしておくが、いつものレースレポートとは異なることをご了承ください。
冗談だよね(笑)
レースはトラック120周、計30km。
30km・・・・・・・結構な距離ですよね?
ロードに乗る人以外、30kmの距離を自転車で走ることって滅多にないですよね?
でもマディソンは2人1組だから単純に計算すると1人15km♪
そんなに大したことない!?
レースがスタートすると・・・・・・いきなり全員がスプリント状態に見えるのは気のせいか?
いえ、アジア選手権などと比べ、圧倒的に速いスピードで全員が走ってます。
今回のレース、平均速度は57.126km/h。アジア選手権2019の男子マディソン優勝チームが53.2km/h。
もちろんアタックしたり、それを追いかけたりしたり、ポイント周回では異常なスピードになったりするので、レースの中に強弱があり、とーーーーーーーーーっても厳しいレース。
きっとどこかで休む、そうそうティータイムみたいに休むしかない!
あんなにスプリントして疲れない訳がない!!
そう思えるほど異常なスピードで走り続ける選手たち。
マディソンは10周に一回、ポイントを獲得できるチャンスがあるんです。
ポイント獲得周回以外が
「おりゃー!!」
で走っているとすると、ポイント周回の時は
「んぉりぁああああああー!!!!!!!!」
って感じです。
はい、10周に1回ケイリンやってる感じですね。
しかも前にも後ろにも横にも、動く選手という障害物の中で、人力とは思えないスピードでレースは進みます。