2018-19トラックワールドカップ第5戦』男子ケイリンには21人が出場。アジア選手権で2位となったムハマド・シャローム(マレーシア)、日本の競輪でお馴染みのシェーン・パーキンス(ロシア)、先行屋のバレッテ・ヒューゴ(カナダ)、ロングスプリントが得意なトマシュ・バベク(チェコ)など曲者が集まったレース。日本からは新田祐大渡邉一成の2人が出場した。

予選

勝ち上がりは1回戦(3組:各組2着までが準決勝へ)→敗者復活戦(3組:各組2着までが準決勝へ)→準決勝(2組:3着までが決勝へ)→決勝/7-12位決定戦)という流れ。レースは6周あり、残り3周から先導するペーサーが離れてのスプリント勝負となる。

第2組:新田祐大

新田は1回戦2組に出場。対する相手はタイムトライアルのスペシャリストのラファルグ(フランス)など。残り3周を切って新田が5番手で進みながら、展開は動かず残り2周へと入る。残り2周へ入ると新田が加速し先頭へと位置を押し上げていく。他の選手が併走してなかなか前に出れないものの、残り1周を切ったところで新田が先頭。そのまま新田が先頭でフィニッシュし、この組を1着として準決勝へ勝ち上がりを決めた。

第3組:渡邉一成

渡邉は1回戦3組に出場。前日のチームスプリントで高いスピードを見せ優勝を果たしたエドワード・ドーキンス(ニュージーランド)、2011年の世界選手権ケイリン金メダルのシェーン・パーキンス(ロシア)、1週間前に行われたアジア選手権2位のムハマド・シャローム(マレーシア)など強敵がいる組となった。

シェーン・パーキンス

残り3周を切ると先頭は渡邉。ドーキンスが後ろから追い上げてきて、残り2周ではドーキンスが先頭、渡邉が2番手となる。

今度は外からパーキンスが上がってきて残り1周ではパーキンス→ドーキンス→渡邉の順。スピードが上がる中、最終周回で渡邉が外から仕掛けて前をかわしにいくも、ドーキンスも残り半周でスピードを上げて渡邉を前に出さない。最後のストレートで渡邉は伸びきることができず、1回戦を4着で終えた。1着は最後に前に出たドーキンス、そして2着はいつの間にか前方に位置していたシャロームとなった。

この結果、渡邉は準決勝への勝ちあがりを賭けて、敗者復活戦へと周ることに。

1回戦結果PDF

敗者復活戦