1月18日『2018-19トラックワールドカップ第5戦』男子チームパシュート決勝で、開催国ニュージーランドがカナダを下し優勝。世界新記録へ0.3秒に迫る好記録での勝利に、会場内が沸き返った。
女子と同カードとなったニュージーランド対カナダの決勝。世界選手権で表彰台を飾るなどの強豪ニュージーランドへ対し、日本の現中長距離ヘッドコーチのイアン・メルビンが育ててきたカナダチームとの戦い。
勝負は最初から飛ばして行くニュージーランドが終始カナダを圧倒するスピードで走り、観客を魅了する。
3km通過時には相手のカナダチームへ約3秒の差を付けると観客の興味は勝利と別のポイントへと移る。そのポイントとは世界記録の更新。
明らかに速いペースで走り続けるニュージーランドが世界記録を更新するかしないかの歴史的瞬間を匂わせる。そして迎えたフィニッシュタイムは3分50秒159。去年の4月にオーストラリアが出した現世界記録の3分49秒804にわずかに届かず、記録の更新はならず。しかし観客を大いに盛り上がらせる結果でこの種目の優勝を遂げた。
3位争いはスイス対アメリカ。スイスが終盤に逆転し、最後は5秒差を付ける大差の勝利で3位となった。
最終結果以下の通り
優勝)ニュージーランド 3分50秒159
2位)カナダ 3分53秒156
3位)スイス 3分55秒204