夏のG1といえば『オールスター競輪』。8月11日(火)〜16日(日)には『第69回オールスター競輪(G1)』が松山競輪場で開催。さらに、それに先立って本日8月7日(金)には『第2回女子オールスター競輪(G1)』が佐世保競輪場で始まった。
この「オールスター競輪」には、他のG1にはない特徴、そして楽しみ方がいくつかある。本記事ではそれらを、特に初心者に向けて紹介する。
そもそも「オールスター競輪」とは?
1956年に、それまで春と秋の年2回開催されていた「全国争覇競輪(現在の日本選手権競輪)」が10月の年1回開催となり、それに代わって「全国オールスター争覇競輪」が新設されたのが発祥。1964年の第9回大会から、現在の「オールスター競輪」へと名称が改められた。
最大の特徴は「ファン投票」。投票結果は出場選手の選考に反映されるほか、上位選手だけが出場できる特別レースも設けられている(後述)。
その後、開催月は数度変更され、現在は真夏の8月に開催。さらに2021年からは6日制のナイター開催となった。以降、夏の夜の風物詩として多くの競輪ファンに親しまれている。
参考:「オールスター競輪」公式サイト
「ファン投票」はなんのために行われている?
前述のように、他のG1開催にはない「ファン投票」の要素がある「オールスター競輪」。これによって、他のG1以上にファンの声がレースに反映される、「オールスター」らしい開催となっている。
実はこのファン投票、単に人気順位を決めるためのものではない。すでに他の条件で選出された選手を除き、投票上位50人には、オールスター競輪への出場枠が与えられる。
さらに上位18人には、ドリームレース/オリオン賞という特典がある。
ドリームレース
・人気投票1〜9位の選手が出場
・開催2日目に行われる(1日目のレースは免除)
・出走結果1〜6位の選手は4日目の「シャイニングスター賞」へ進出(3日目のレースは免除)
オリオン賞レース
・人気投票10〜18位の選手が出場
・1日目に行われる
・出走結果1〜3位の選手は4日目の「シャイニングスター賞」へ進出(2、3日目のレースは免除)
そして、「シャイニングスター賞」に出場した選手は、失格等がない限り、着順に関係なく全員が準決勝へと進出する。つまり、この投票はただのお楽しみではなく、G1制覇への道を後押ししてくれる重要な機会なのだ。
ファンからの支持が、G1制覇への道のりにも影響する。これも、「オールスター競輪」ならではの戦いだ。
▼2026年のファン投票結果はコチラ
競輪初心者に嬉しい点=人気選手をまとめて見られる
前述のように投票と連動した勝ち上がりシステムがあるため、1〜2日目から人気選手だけが集結したレースが行われる。これほどファン人気の高い選手だけが一堂に会するレースは、「オールスター競輪」ならでは。初心者におすすめな理由もここにある。
「競輪を見るのがほぼ初めて」という方であれば、まずは「どの選手からチェックすればいいのか」という取っ掛かりに最適。自分の推しが見つけられれば、今後の観戦も楽しくなること請け合いだ。
「競輪は好きで見ているけれど、まだファン歴が浅くてそれほど詳しくは分からない」という方にとっても、知っている可能性の高い選手(=人気者)の走りをいっぺんに見ることができる、レアな機会であることは間違いない。
初心者が競輪に詳しくなるためにも、楽しむためにも“タイパの良い”開催だと言えるだろう。
「女子オールスター競輪」は2025年に独立
ここで、第2回が佐世保競輪場で始まったばかりの「女子オールスター競輪」についても解説。
2013年から、「オールスター競輪」の中で「ガールズケイリンコレクション」として行われていた単発のレースが起源。この「ガールズケイリンコレクション」も、「オールスター競輪」同様、出場選手はファン投票で選ばれていた。
2024年には、それまでの単発レースを廃止し、3日間制のトーナメント「女子オールスター競輪(FII)」を新設。そして翌2025年、男子のオールスター競輪から独立したG1開催となり、改めて『第1回女子オールスター競輪(G1)』が開催された。
第1回の勝者は佐藤水菜。前年にFIIとして開催された「女子オールスター競輪」も制しており、2年連続で頂点に立った。
また、『第2回女子オールスター競輪』内では、今年度デビューしたばかりの129・130期選手から選抜された21人のメンバーが集う「ルーキーシリーズプラス」も併催。
つい先日、同期で最速のA級2班への特別昇級を果たした伊藤京介や、ナショナルチームの高橋奏多、山田南をはじめ、沢田圭太郎、川上いちご、中村嶺央、吉川敬介ら注目の選手が、男女それぞれ、春のルーキーシリーズ以来となる同期同士の勝負で火花を散らす。
お盆休みは(そうでない方も)「オールスター競輪」で
More CADENCEでは、今後も『第69回オールスター競輪(G1)』の情報をお伝えしていく。
夏休みやお盆休みに入る人も多いこのシーズン。現地で、あるいは自宅で(YouTubeライブも予定されている)、「オールスター競輪」とともに夏のひと時を過ごしていただきたい。
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