『アジア選手権トラック2019』男子ケイリンで2年ぶり(去年は出場せず)の優勝を果たした脇本雄太選手が、決勝レースを直々に解説。脇本視点で、どのようにして勝ちを成し得たのかを紐解こう。銅メダルを獲得した河端朋之選手にもレースの感想を尋ねた。
脇本雄太
Q:残り3周からの解説をお願いします!
残り3周を切り、自分のタイミングで行くために車間を空けようとしたのですが、上手くいきませんでした。
自分が上がったところで前にいたシャロームが踏んできたら一旦踏み込むのを止めようと思っていたのですが、前に出してくれましたね。後は自分のペースで持っていくだけだなと。元々、残り2周で勝負するとは決めていました。
Q:残り2周の時点では全力で踏んでいましたか?
最後の1周半位、タイミング的にはアワンが踏み始めた位からは全力でした。勘で知らずに全力で踏んでいましたね。他の選手が来るならここだろうという勘と、今までの経験上、そこからだったら最後まで持つという自信がありました。
アワンの動き出しと自分の勘が噛み合いましたが、これもワールドカップなどでの経験から来ていると思います。