日本勢3人が揃って1着となり進出した『アジア選手権トラック2019』男子ケイリン準決勝は、2組に分かれ決勝進出を争った。各組6人、それぞれ3着までが決勝へ進出し、4着からは7-12位決定戦回りとなる。
1組:新田祐大、脇本雄太
ムハマド・シャローム(マレーシア)、パベル・ボルゼフ(カザフスタン)などを含んだレースは、ボルゼフを先頭に新田が2番手、シャロームが5番手、脇本が最後尾といった形で残り3周へと入る。
残り2周手前で内側からシャロームが新田の後輪に付けると、開いたスペースに脇本が入り、脇本が5番手へと上がる。残り1周時点では逃げるボルゼフ、新田、シャローム、そして5番手に脇本の順でレースが最終局面へと入る。
最終バックで新田が外からボルゼフを捕らえ、その後ろにシャローム、脇本は大外から加速していく。
完全に先頭に出きった新田がフィニッシュを1着とし、新田の後輪に付けていたシャロームは2着、外から上がってきた脇本が3着に入り、新田と脇本両選手が決勝進出を果たした。