大逆転を果たし、日本が男子チームスプリントのアジア王者へと輝いた。予選〜決勝と2走を務めた新田祐大選手が、アジア大会での雪辱を果たした喜びを語った。

Q:2走の新田選手から3走の深谷選手へ交代する状況は把握していたのでしょうか?

いいえ、自分が走るのに必死だったので。

ただ交代した時、深谷選手がぺダルを踏み込んで行くのは分かったので「行けー!」って。その瞬間に場内スクリーンは見えましたが、タイム差の表示が消えていて分かりませんでした。

ただ、深谷選手が半周した時にスクリーンにタイムが出たら中国に負けていたので「これは負けるかもしれない」と思いましたが、深谷選手の伸びが凄いように感じたので、これならイケると。

驚異の大逆転で日本がアジアの頂点に輝いた!!男子チームスプリント/アジア選手権トラック2019

Q:アジア大会で悔しい思いをしたと思いますが、リベンジは果たせましたか?

まあ、予選は僅差で負けていましたし、アジア大会では決勝にも進めていなかったので、まずは自分たちの力を出そうと思って走りました。それがタイムに出たと思いますし、自信を持って走ることが出来たと思います。

男子チームスプリント(雨谷一樹/新田祐大/深谷知広)が銅メダル/アジア大会2018

アジア大会で金メダルを獲れなかった悔しさを皆が持っているので、あの時に味わった悔しさを返せたのではないかと思います。

Q:タイムと結果については?

まだここで満足しているわけではないですし、チームとしてのオリンピック出場のチャンスを増やすためにもチームスプリントで良い結果を出すことが重要なので、これからも頑張りたいです。