成清がゴール前で平原を差し、2度目のGⅢ優勝

2017年9月10日に岐阜競輪場で開催された、【GⅢ】長良川鵜飼カップの最終日12R、S級決勝。めまぐるしく先頭の入れ替わる激しいレース展開を制したのは、成清貴之(千葉/73期)。通算2回目となるGⅢレースでの優勝を決めた。

残り1周半を知らせる打鐘が鳴ったタイミングで、仕掛けたのは野原雅也(福井/103期)。後方から竹内雄作(岐阜/99期)も追い上げるが、野原の番手、中井太祐(奈良/97期)がこれを牽制ブロック。竹内と野原が争っている間に、インをついた平原康多(埼玉/87期)、成清貴之の関東ライン2名が先頭へ躍り出て最終コーナーへ向かう。

しかしゴール前の直線、平原が驚異の伸びを見せて、ゴール直前に差しての1着。

番手とは

先頭の選手の後ろにつくことを「番手につく」や「ハコにつく」と言う。一般的にレース展開上、有利とされる位置。後ろから追い上げようとする選手から、先行する選手を守る役割もある。

【GⅢ】長良川鵜飼カップ 最終日 12R S級決勝 ダイジェスト動画

【GⅢ】長良川鵜飼カップ 最終日 12R S級決勝 競争結果

車番 選手名 年齢 府県 期別 級班 着差 上り 決まり手 H/B 個人状況
1
2
成清 貴之 43 千葉 73 S1 11.3 差し
2
7
平原 康多 35 埼玉 87 SS 1/2車輪 11.4 捲り B
3
8
野原 雅也 23 福井 103 S2 2 車身 11.4 H
4
4
友定 祐己 38 岡山 82 S1 1 車輪 11.1
5
6
中井 太祐 27 奈良 97 S1 1/2車輪 11.3
6
3
浅井 康太 33 三重 90 SS タイヤ差 10.9
7
9
坂口 晃輔 29 三重 95 S1 2 車身 11.0
8
5
岡村 潤 35 静岡 86 S1 1/8車輪 11.3
9
1
竹内 雄作 29 岐阜 99 S1 大差 13.5