日本国内最高峰のハンドボールリーグである「リーグH」女子、アランマーレ富山のキャプテンとして活躍し、パリオリンピック世界最終予選の日本代表にも選ばれた菊池杏菜選手が、競輪選手に挑戦することが発表された。
こんにちは🐟
ハンドボール引退後、次は何するの?と沢山のご質問を頂きましたのでご報告します。まだチャレンジの段階ですが、新しい夢に向かって頑張ります🔥
まずは養成所合格を目指して。
一流のアスリートを目指して。
熱い応援を宜しくお願いします!#ハンドボール#競輪#アランマーレ富山 pic.twitter.com/VI5WGVVUEd— 菊池 杏菜(ニモ) #14/アランマーレ富山 (@aranmare_anna) June 17, 2025
強靭なフィジカルが武器
1998年生まれの菊池杏菜選手。中学時代からハンドボールを始め、全国屈指の強豪・不来方高校に進学しエースとして活躍したのち、アランマーレ富山に入団。“ニモ”の愛称で親しまれ、今季はキャプテンとしてチームを牽引してきたが、今季限りでの退団・引退が発表されていた。
自身のInstagramでは「デッドリフトチャレンジ(100kg)」に挑んだ際のポストもされており、その記録は40回。
国際オリンピック委員会(IOC)の公式メディア「Olympics.com」では、パリオリンピック世界最終予選を迎えるにあたっての選手紹介で「俊敏なフットワークとフィジカルの強さ」が紹介されている。
ハンドボール出身の競輪選手は?
日本競輪選手養成所のホームページにある「出身競技歴」によると、過去6年(117回生〜128回生)で、ハンドボール出身の候補生は男女合わせて4人。女子だけに絞ると1人と、例としてはかなり少ないことがわかる。
しかしながら、『ガールズグランプリ2021』を制した高木真備は、実業団チーム出身ではないものの、中学・高校とハンドボール部に所属し、東京選抜選手として出場したジュニアオリンピックカップで3位の実績を持っていた。同競技出身の“大きな成功例”があるのは、心強いだろう。
多様なバックボーンを持つ選手たちが活躍する競輪界。菊池杏菜選手がこれからどのようなストーリーを辿るのか、今後に注目したい。