福島県のいわき平競輪場で熱戦が繰り広げられているGⅠ『30年7月豪雨被災地支援 第61回オールスター競輪』。その戦いもついに最終日を迎え、優勝者が決定する。その決勝へ進出するメンバーが決まる開催4日目の結果を、自転車トラック競技 日本ナショナルチームの短距離ヘッドコーチ、ブノワ・べトゥ&アシスタントコーチのジェイソン・ニブレットが解説する。

彼らへレース解説のオファーをすると「いいよ!」と二つ返事の快諾。なんて優しい人たちなのだろう。

控室で二人と話していた所、世界の中野浩一氏も登場。なんと豪華な顔ぶれ・・・。

それでは早速ナショナルチームの選手が出場した10Rから12Rまでのレースの模様を振り返りながら解説をお聞きください!

渡邉一成&深谷知広:10R S級準決勝

ナショナルチームからは渡邉一成、深谷知広が出場。対するは浅井康太、新山響平など人気選手が揃う。

1 浅井 康太
2 渡邉 一成
3 古性 優作
4 菊池 圭尚
5 山中 秀将
6 渡邉 晴智
7 深谷 知広
8 松岡 健介
9 新山 響平

残り2周で新山、渡邉一成が続く形で加速し、1周半を過ぎると先頭へ。この時に深谷は出遅れ、8番手に残されてしまう。最終周回は新山が勢いよく先行するも、渡邉一成を含む後続が最終コーナーを前に新山を交わし、最後は渡邉と古性の接戦へ。

わずかの差で渡邉が勝負を制して1着、古性が2着、3着には浅井となった。深谷は最後の追い上げが届かず、5着でレースを終えた。

ブノワ&ジェイソン「(力強く)KAZUNARIー!(弱く)NO FUKAYA~・・・」

10R S級準決勝 結果

1着 渡邉 一成
2着 古性 優作 1/8車輪
3着 浅井 康太  3/4車身

ブノワ・べトゥの解説

まず渡邉一成ですが、待ちすぎでハラハラしました。少し加速が足りなかった様に感じます。ただ、とてもハッピーな結果です。いわき平は渡邉のホームバンクですし、体調も良い。気合が入っていたのでしょう。新山が前を走っていたことも勝因の一つだと思います。

問題は深谷知広ですね。新山響平と渡邉が残り2周を切って加速した時、ついて行かねばなりませんでした。行かなければいけない時に待ってしまったことが敗因ですね。深谷が決勝に残れなかったことは残念です。

詳しい結果はkeirin.jp

脇本雄太:11R