優勝:佐藤水菜
Q:優勝おめでとうございます。
人生初の胴上げをしていただきました。すごく貴重な体験ができて幸せだったのと、最後まで残って応援してくださったファンの方々、神奈川の選手の皆さん、たくさんの応援があったからこそ優勝できたと思います。すごく嬉しいです。
Q:本レースはこれまで単発レースでしたが、今回は3日制。それを3連勝で制しました。
パリオリンピックまで競輪には出走せず、ひたすら練習に集中してきました。そのおかげで今回のオールスターもすごく良い結果を出せたと思います。皆さんに姿を見せられていなかった間、どれだけ進化できるかが課題でした。良い形で帰ってこれたんじゃないかなと思います。
Q:決勝は5番手からのスタートでした。
位置としては後方を狙っていました。1周から1周半、行けるタイミングで行こうと思っていて、ちょうどそのタイミングで坂口選手が動いたので、脚を使わずに前に出られました。最後まで1番で駆け抜けることだけを考えていました。
後ろに日野選手がいたので「ここで良いパフォーマンスを見せたい」という欲張りな性格が出ました(笑)ゴール前タレてしまいましたが、前半のリードがあったおかげで逃げ切ることができました。
Q:最終ストレートでは大声援もあったかと思います。
1コーナーからすごく声援がありました。1コーナーからバックまで全開で、自分でも「調子いいな」と感じていた。バックですごく声援が聞こえて、さらに加速していけました。ゴール前も「ちょっとキツいな」と思ったところで声援が聞こえたので、踏ん張り切ることができました。
Q:オリンピックを終え、一区切りです。
今後は競技もガールズケイリンもどうするか、まだ考えていません。とりあえず少しオフを挟んで、ゆっくり考えて決めていきたいです。
2位:太田りゆ
Q:スタートはどこから取るつもりだったのでしょうか?
7番車だったので、もし中団に入ったら中団から。一番後ろでもいいかなと思っていました。初日・2日目と着を取りに行くなら前でも良かったですが、優勝を狙うなら前はないかなと思っていました。
でも実際は道中の並びを見て「後ろはないか」と思って、前2車が自在の2人だったので、入れてくれるかなと考えて2番手まで上がりました。そこからの組み立ては「その時に体が反応するように」という感じです。
Q:周りの動きに反応して、という形だったかと思います。
ジャン(残り1周半の打鐘)が鳴ってから見合ったので、誰かが来次第自分は突っ張るつもりでした。
Q:最後は佐藤選手の後ろに入る形になりました。
追い込みに行くタイミングは、自分ではバッチリだと思いました。でも届かなかった。
脇本(雄太)さんに「りゆが仕掛けてるのは250mバンクのタイミングだ」と言われたんです。400mはもうちょっと直線があるから、もうちょっと待って良いらしいです。そういうところも収穫だったなと思います。
でも初日・2日目よりは自分の力で走れましたし、ここからは競輪の開催も増えていくので、11月の競輪祭までに経験値を積んで対応できるようにしたいなと思います。タイトルは早いところ獲りたいですね。
Q:パリオリンピックからの強行日程で決勝2位。どのように評価しますか?
昨日(2日目)ダメだったところから命拾いして決勝進出しました。「やるだけ」だったので、ウジウジするよりは強気のレースをした方が結果がついてくるんだなって。気持ちを強めにすると、案外良い結果になります。でも疲れてくるとウジウジしちゃうんですよね。
今後はプロデビューしてから初めて競輪一本になります。仕掛けは下手くそだし、人間的に気持ちの上げ下げもある。ファンの皆さんにたくさん応援していただいて、盛り上げていただけたら頑張れると思います。脚見せで結構ハッとすることが多いので。楽しみに待っていてください。