2024年6月22日(土)、岐阜競輪場に全国から26人の若者たちが集まった。

若者たちの目的は「JIKトレーニングキャンプ」。日本競輪選手養成所の自転車未経験者向けの試験「適性試験」の試験内容を体験できるという催しだ。

参加者たちの声と、イベントの模様をレポートする。

実際の測定機、実際の行程で試験を体験

本イベントは午前にワットバイク体験、午後に説明会と長座体前屈・背筋力・垂直跳びの測定を実施した。ワットバイクは適性2次試験で行われるもので、長座体前屈・背筋力・垂直跳びは適性1次試験で測定されるものだ。

まずはワットバイクと試験概要を説明ののち、実際に測定をスタート。参加者の多くは自転車未経験者で、ビンディングシューズ(自転車専用シューズ)を持たない参加者も多いが、無料レンタルが用意されている。

岐阜県所属の板橋常晶・今藤康裕 選手がサポートし、ポジションを出していく。

測定も漫然と行われるのではなく、実際の試験と同じ流れ・同じ負荷条件で実施。特に6秒間測定は2分のインターバルののち2回目が測定されるため「実際の流れだとインターバルがキツくて辛いんだ」といったことを身をもって体感できる。

午後は説明会・選手による座談会ののち、1次試験の内容を体験。

試験で測定される3種目のうち、現在一般的な学校の体力測定で行われているのは長座体前屈のみ。背筋力測定や垂直跳びの測定機械は、使ったことのない人がほとんどだ。

実際の試験での細かな注意点、もし測定NGになってしまった場合は何回やり直せるか?など、試験を受けるなら知っておきたいポイントもきちんと説明。機材から回数、行程まで「本番の試験通り」に体験できるイベントとなった。

参加者たちの声

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