全国43ヶ所にある競輪場。その43ヶ所のうちほとんどの競輪場がなんらかの「公式キャラクター」「公式マスコット」を所有している。地域の名産品や名物、その土地の歴史などを組み込んだキャラクターは、競輪場を彩る大切な要素のひとつだ。

さて、そのキャラクターのうちのひとりであるレーサーパンダくん。

静岡競輪場のマスコットキャラクターで、近隣の日本平動物園がレッサーパンダの聖地と言われることにちなんだキャラクターだ。

2024年のKEIRINグランプリが静岡競輪場で行われることもあり、最近よく彼を目にしているのだが……

「もしかして、競輪場キャラクターで赤パン履いてるのってレーサーパンダくんだけじゃない?」

と思ったところから調査スタート。全国競輪場の公式サイトをひとつひとつ確認して「赤パンキャラクター」を探す旅に出た。

赤パンとは

競輪界最強の9人「S級S班」だけが履くことを許される特別なレーサーパンツのこと。

そのほかのS級の選手は黒地に赤ライン、A級の選手は黒地に緑のラインのパンツを使用する。

北のりんりん

まずは北の大地より、函館競輪場のりんりん。小倉のかねりんに次いでアグレッシブな印象のある熊である。

山﨑賢人選手に合わせてアフロを用意したり、新型コロナ禍の開催では大きなマスクを用意したりと、小道具をたくさん持っているところも評価が高い。

サービス精神旺盛なりんりん。どんなパンツを履いているのか?と確認したところ、

残念ながらりんりんは赤パンではなかった。

九州のかねりん

先ほども話題に出してしまったが、「キャラ立ちナンバーワン」といえば九州は小倉競輪場の牛……じゃなくて鐘の妖精のかねりんだ。競輪ファンに日夜イジられながら、競輪場のPRに奔走する。

期待を込めて写真を確認するが……

そもそもパンツ履いてなかった!

そう、かねりんは牛ではなくて鐘なのである。鐘ならパンツ履いてなくても仕方がない。かねりんは赤パンでもS級パンでもなくノーパンなのであった。

まさかの伏兵!

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