2023年12月28日、遂に始まったKEIRINグランプリ2023シリーズの初日。デビュー3年以内の選手トップ9が集まるヤンググランプリ2023が行われた。優勝は犬伏湧也との激しい先頭争いを制した太田海也。レースの模様・優勝者の声をお届けする。
ヤンググランプリ2023
| 枠番 | 車番 | 選手名 | 府県/期別 |
| 1 | 1 | 太田海也 | 岡山/121期 |
| 2 | 2 | 北井佑季 | 神奈川/119期 |
| 3 | 3 | 犬伏湧也 | 徳島/119期 |
| 4 | 4 | 上野雅彦 | 香川/119期 |
| 5 | 吉田有希 | 茨城/119期 | |
| 5 | 6 | 山根将太 | 岡山/119期 |
| 7 | 中野慎詞 | 岩手/121期 | |
| 6 | 8 | 橋本壮史 | 茨城/119期 |
| 9 | 志田龍星 | 岐阜/119期 |
並び一覧
犬伏-上野
吉田-橋本
太田-山根
北井
中野
志田
レースレポート
緊張感が漂う中、レースの並びが落ち着いたのは残り4週を切ってから。先頭から太田-山根、志田、吉田-橋本、北井、犬伏-上野、中野の順でレースが進む。そしてレースが動き始めたのは残り2周半。7番手の犬伏が徐々に位置を上げていくと、上野、中野、そして北井が犬伏に続いていく。
残り2周、先導員が退避して一気に加速したのは中野。
しかし中野が先頭に出ると、今度は後方から吉田が仕掛けて、橋本と志田が吉田に続く。吉田-橋本が前に出ると3番手を確保した中野。目まぐるしい展開の中、直後に犬伏が4番手から、そして太田が8番手から仕掛けていく。
残り1周。先頭に出たのは犬伏と外から並走する太田。中野は後続が覆いかぶさるような形となり位置を下げてしまう。
半周ほど先頭争いを繰り広げた犬伏と太田となったが、前に出たのは外を走った太田となった。
太田は単独で3コーナーに入ると、最終ストレートでも他の選手を寄せ付けないスピードを維持し、ゴールラインを1番に駆け抜けた。
2着には最後に内側から伸びた北井、3着は上野、犬伏は最後まで粘りを見せたが5着、中野は終盤に大外から攻めたが位置を上げることができずに7着。
優勝は太田海也。初出場のヤンググランプリで初戴冠を果たすことに成功した。2020に松井宏祐、21には小原佑太、22は菊池岳仁、そして23は太田海也と4年連続でナショナルチームに関わりを持つ選手たちがヤンググランプリを制する結果となった。
レースダイジェスト
競走結果
| 着 | 車番 | 選手名 | 着差 | 上り | 決まり手 | H/B | 個人状況 |
| 1 | 1 | 太田海也 | 11.8 | 逃げ | B | ||
| 2 | 2 | 北井佑季 | 3/4車身 | 11.3 | 差し | ||
| 3 | 4 | 上野雅彦 | タイヤ差 | 11.6 | |||
| 4 | 9 | 志田龍星 | 1/2車身 | 11.8 | |||
| 5 | 3 | 犬伏湧也 | 1/2車輪 | 11.9 | |||
| 6 | 8 | 橋本壮史 | 1/4車輪 | 11.5 | |||
| 7 | 7 | 中野慎詞 | 3/4車輪 | 11.4 | |||
| 8 | 5 | 吉田有希 | 5 車身 | 12.0 | H | ||
| 9 | 6 | 山根将太 | 3 車身 | 12.2 |
