3月18日より別府競輪場で開催されている『第7回ウィナーズカップ(G2)』。今開催の最終日・第9R目には、『ガールズケイリンコレクション2023別府ステージ』も実施される。1レースのみの一発勝負だ。
エジプト・カイロで『2023ネーションズカップ第2戦』から帰国したばかりの佐藤水菜、太田りゆが参戦する。
その他「ガールズグランプリ2022」を制した柳原真緒や、元ナショナルチームの小林優香らも出場する豪華なメンバーとなった。
この記事では、3月20日に実施された前検日でのコメントをお届けする。
9R ガールズケイリンコレクション2023
発走予定 14:42
車番 | 選手名 | 府県/期別 |
1 | 佐藤水菜 | 神奈川/114期 |
2 | 児玉碧衣 | 福岡/108期 |
3 | 太田りゆ | 埼玉/112期 |
4 | 柳原真緒 | 福井/114期 |
5 | 小林優香 | 福岡/106期 |
6 | 鈴木美教 | 東京/112期 |
7 | 尾方真生 | 福岡/118期 |
1番車:佐藤水菜
Q:エジプト・カイロでの『ネーションズカップ第2戦』ではケイリンで2連覇しました。おめでとうございます。
ありがとうございます。
(第1戦の)ジャカルタ大会とカイロ大会の間が短かったので、ジャカルタ大会の方が自分の調子は良かったですが、その中で力をしっかり出せたと思います。
Q:同じく今大会も、カイロから時間がない中での出場となります。調子に影響しますか?
それとは別の調子の悪さがあります。エジプトで砂を吸ってしまって、今も鼻声が続いています。そうした不安はあります。
Q:移動の多い中での疲れはありますか?
正直あります。昨日(3月19日)の夜に帰国してあまり寝れなかったので、今日はしっかり早く寝ようと思っています。
Q:ナショナルチームへの加入後、結果が伴い始め、力が付いている実感はありますか?
あまりありません。それぞれのレースにおいて、自分がやるべきことをやっている、という感覚です。
Q:別府競輪場では昨年の12月に完全優勝を果たしています。バンクのイメージはいかがですか?
別府競輪場では、管理の方に毎回お世話になっていて申し訳ないなと思っています。
Q:意気込みを教えてください。
競技の国際ケイリンとガールズケイリンは全然別物なので、暖かい目で見守っていただけたらと思います。別人なので……(笑)
Q:戦い方を教えてください。
全て自分でやらなくちゃいけません。ガールズケイリンは久しぶりなので、空気にのまれず、自分のペースで走りたいです。しっかりと自分の力を出し切れるように頑張ります。
2番車:児玉碧衣
Q:左鎖骨骨折からの回復具合を教えてください。
練習では良いタイムも出ています。練習通り走れば問題ないと思います。(手術後)ワイヤーが体に入っていて、ロックがかかる感覚で思うように体を動かせない時もあるので、8割ぐらい戻っているイメージです。
Q:どのような練習をしていましたか?
今の自分の体で自転車に乗ることに慣れる必要があったので、ひたすらもがくように練習していました。
Q:別府競輪場のイメージはいかがですか?
印象はあまりないです。九州なので、他の場所より応援がいただけるかなと期待して走りたいと思います。
Q:戦い方を教えてください。
『自力選手しかいない初めてのガールズコレクション』という印象があります。優勝がなかなかできず、賞金面でも焦りがあるので1着を獲りたいです。
隙あらば人に頼らず、自分の力で優勝目指して頑張りたいです。
3番車:太田りゆ
Q:エジプト・カイロでの『ネーションズカップ第2戦』から、どのように帰国されましたか?
昨日(3月19日)の17時ごろに成田空港に到着しました。そこから羽田空港に移動して、今朝羽田から来ました。昨日は羽田に泊まりました。
カイロからはエミレーツ航空でドバイに行き、そこからトランジットで成田に来ました。2時間半の便と9時間半ぐらいの便でした。
Q:連戦、移動の疲れの具合はいかがですか?
『疲れてない』と言うと嘘になりますが、時間がなかったので少し眠たいです。時差ボケに関しては、こうした移動が多い生活の中で薬を服用して眠ることに体が慣れていますし、対応できると思っています。
Q:スプリント6位、ケイリン10位、チームスプリント8位という結果でした。力を発揮できましたか?
前回のジャカルタ大会(第1戦)より、結果はどれも良くなっています。決勝に進めなかったケイリンでは反省点が多くありますが、スプリントでは世界の6位に入ることができ、自信を持つべき結果だと考えています。反省点はありますが、良いタイムも出すことができ、力を出すことができたと思っています。
Q:別府競輪場のイメージはいかがですか?
初めてなので特にイメージはありません。変な印象を持たず、自分の感覚で走りたかったので、他の方にもあえて聞かずに来ました。
Q:2023年のガールズケイリンで自身初戦となります。意気込みを聞かせてください。
最後に出走した競輪祭(2022年)でしっかり走れたことが、ガールズケイリンでの自信となっています。2023年の初戦でコンディション的にも整ってはいませんが、ビッグレースですので頑張りたい気持ちは強いです。
Q:そろそろタイトルも獲得したい頃ですよね。
多くの方に『そろそろタイトル、そろそろタイトル……』と言われる機会が増えています。そのように思っていただけることは、とても幸せなことです。自分でも『そろそろタイトル……』と思っています。選手を早いうちに辞める予定もありませんし、焦ることはないですが、早いうちに獲りたいです。
Q:戦い方を教えてください。
特に深いことは考えず、位置取りに注意して、車番を活かして自力で走りたいと思います。
4番車:柳原真緒
Q:ガールズグランプリ2022の王者として、2023年をここまで振り返っていかがでしょう?
重圧はあまり感じていないです。小さいレースをしないように、一戦一戦を走れていると思います。
Q:調子も良いということでしょうか?
あっせん回数も多く、レースでの感触も徐々に良くなっています。前回は地元だったので『勝つ以外ないな』と思いました。
Q:前場所からどのように過ごされましたか?
調整も練習もしっかりしてきました。
Q:グランプリ女王として挑む初のビッグレースです。意気込みを聞かせてください。
世界のトップがいる中での戦いになりますが、気負わずに走れると思います。
Q:別府競輪場のイメージはいかがですか?
あまり良いイメージも悪いイメージもないので、考えずに走りたいです。好メンバーなので、自分のやるべきことをやりたいです。
5番車:小林優香
Q:別府競輪場は2度目です。イメージはいかがですか?
比較的走りやすいイメージがあります。
Q:現在18連勝中です。
連勝はしていますが、納得のいく走りはまだできていません。もっと強くなりたいです。1ヶ月にレース3本に出場するのは7年ぶりぐらいなので、腰の痛みを含め調整面が難しいです。
Q:腰の痛みはどうでしょうか?
2場所前の西武園は特に痛みが残っていて、ウォーミングアップもあまりできませんでした。その中でも完全優勝できましたし、腰の状態は良くなっています。
今開催にも特別な調整はせず、バンクでバイクに引っ張ってもらう練習をしてきました。タイムも良かったので楽しみです。
Q:意気込みを聞かせてください。
最初のガールズコレクションなので、勝ってこれからの1年間波に乗っていきたいです。
Q:戦い方を教えてください。
勝機を見逃さず、自力で優勝目指して頑張ります。
6番車:鈴木美教
Q:直近のレースを振り返っていかがでしょうか?
今開催に向けて試していた自転車の調整が上手くいかず、前場所で元に戻しました。その後、しっかり調整もしたので調子は普通ぐらいです。
Q:練習での手応えを教えてください。
今開催の前に、荒井選手と一緒にもがかせてもらいました。感触は良かったので、あとは走ってみるだけです。
Q:前場所から3日間しか開いていません。疲れはありますか?
疲れはありません。
Q:別府競輪場は3年前に出走されていますが、印象はいかがですか?
3年前なのであまり記憶にないです。なんとなく風が強いイメージはあります。
Q:戦い方を教えてください。
自在で頑張ります。
7番車:尾方真緒
Q:前回は欠場しています。
元々右肩に痛みがあり、痛みが治らず疲労も溜まっていたので欠場しました。
Q:前々場所では3着でした。手応えはいかがでしたか?
決勝は内側に詰まってしまい、自分の走りができず悔しい思いをしました。そこからここまではしっかり練習できました。右肩の具合も大丈夫です。
Q:別府競輪場のイメージはいかがですか?
風も強くバンクも重い印象なので、1,2番目ぐらいに好きではないバンクです……(笑)
Q:明日(3月21日)は雨の予報も出ています。
雨が降れば重くはないと思うので、今からしっかり調整していきたいです。
Q:戦い方を教えてください。
強い選手しかいないので、自力で頑張って走りたいです。