2023年3月1日から2日にかけ、日本競輪選手養成所の卒業記念レースが実施された。2022年5月から約1年の訓練・寮生活を経て、123回生(男子)、124回生(女子)の卒記チャンピオンが決定となった。

強烈な差しで勝利・荒川達郎(埼玉)

2021年全日本大学対抗選手権自転車競技大会 ケイリン2位の経歴を持つ荒川。決勝レースでは浮島知稀(群馬)が巧みに仕掛けで捲り勝ちなるかと思いきや、最後の最後で強烈な差しを繰り出した荒川が僅差で競り勝ち、優勝となった。

「決勝では仕掛けが遅くなると思い、先行を狙っていたんですが、思いのほか仕掛けが早かったです。最後は届かないかと思いました。これからもっと活躍できる選手になりたいと思います。引き続き応援よろしくお願いします」

完全優勝・松井優佳(大阪)

2021年全日本学生選手権トラック自転車競技大会 スプリント2位・500mTT 2位の経歴を引っ提げ入所した松井。優秀な成績で養成所生活を送り、卒業記念レースでは完全優勝で女子の卒記チャンピオンとなった。

「優勝を目標にしてたんですが、まさか本当にできると思っていなかったので嬉しいです。ここから出ると強い先輩方がたくさんいますので、負けないようしっかり練習していきたいと思います。目標は古性優作選手。まずは落車や事故をせず、ゆくゆくはグレードレースで戦える選手になりたいです」

卒業、そして

卒業記念レースの翌日、3月3日(金)には卒業式が開催される予定。

4月30日(日)からは競輪ルーキーシリーズがスタートし、早速新人選手たちの走りを競輪場で見ることができる。競輪ルーキーシリーズの日程・開催場所は下記記事にてご確認を。

『競輪ルーキーシリーズ2023』4月末から全4戦で実施/新人戦2023