いよいよ決勝戦『全日本選抜競輪(G1)』

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1番車:脇本雄太

Q:準決勝は前受けからのいつものパターンという感じでしたが。

今回はしっかり自分の力を出し切るレースをしようと思っていました。清水(裕友)くんが押さえに来て眞杉(匠)くんが中段で車間を切って……ってところまでは想像してた通りでしたが、それでも早めにレースを動かさないと自分としても不利な立ち位置になってしまう。

ケツをあげて、眞杉くんにプレッシャーをかけるような形で様子を見ていました。でも引っかからないというか、中段をキープしてたので、こちらとしては「タイミングが早いけど勝負するしかないな」という感じでした。

Q:ジャン過ぎから踏み込んでいって、その感触はいかがでしたか?

ホーム過ぎで先頭に立ってからは余裕がなかったです。フィニッシュまで保てばラインで決まるかなと思ってたんですが、正直自信はなかったです。

Q:3日間、腰の不安もありながら走ってきたと思います。

日に日に、感覚自体は悪くなっている感じがあります。とにかくあと1走耐え抜きたいです。2日目のレース以外はしっかりラインで決められていますし、1着取れていないあたり調子は良くないのかなと思うんですが、最低限のことはできてるのかなと思います。

Q:現時点で、決勝の戦い方は決まっていますか?

僕が後ろに行っても迷惑なだけだと思うので、自分がやりたいことを精一杯やりたいと伝えた上で、いつも通り先頭で頑張ろうかなと思っています。

2番車:新田祐大

Q:準決勝はどのような想定をしていましたか?

前を取ってもらって、そこからは相手の動き次第で考えます、ということを話していました。

Q:踏み出した感触などは?

スピードをもらうような形でした。静岡ラインがふみ上げていったところを追い上げる形になって、そこの踏み上げのところは苦しかったんですが、彼らが止まったところでそのままドカンと行ったような感じです。松浦(悠士)くんの隣までは思ったよりもスムーズに出られたと思います。

Q:準決勝は3着でしたが、3日間トータルとしての状態はいかがでしょう?

仕掛けるところでしっかり仕掛けられていると思います。初日とかは先頭に出るまで時間がかかったような部分もありましたが、早めに仕掛けられてるなと思います。そういう意味では体の状態は良く、上手く反応してくれてるなと思います。

3番車:浅井康太

Q:準決勝は想定通りのものでしたか?

すべて前の2人に任せていました。自分の思ったよりも早く仕掛けてくれましたね。たぶん皆さんもそう思ったと思います。

Q:残り1周半を切ってからは相当スピードも上がっていたと思います。追走していかがでしたか?

少しピリピリときてたんですが、ホーム手前では落ち着いて、眞杉(匠)くんが番手に行くのか3番手に行くのか、もしくは引くのか。あと平原(康多)さんの動きですね、切り替えて3番手・番手に飛びつくのかなどをしっかり判断して走れたと思います。

Q:前検では練習中の落車の影響を話されていましたが、3日間走ってみて状態はいかがでしょう?

まだまだかなとは思いますが、しっかりレース中見れてるし、判断もできてるかなと思います。3日間右肩上がりに感触が良くはなっています。

Q:決勝進出です。心境はいかがですか?

自分としても本調子じゃない状態で決勝に上がれているのはプラスになると思います。今後に刺激としてもしっかり繋げていけるのかなと感じます。

4番車:吉澤純平

Q:準決勝では吉田拓矢選手とどのような作戦を立てていたんでしょうか?

全部任せていました。拓矢がジャンのところで1回引いて叩いてくれたので、展開的には町田(太我)くんの先行で中段が取れるかなと思ったんですが……(渡邉)雄太くんが速かったし、拓矢も内に行っちゃったので、自分としては切り替える形になってしまいました。

Q:切り替えた段階で脚力的には余裕があった?

そうですね。スイッチしただけだったので、どこで仕掛けるかちょっと待った感じになりました。

Q:最後は自分で踏んでいかれました。良いスピードが出ていたように思いますが、ご自身ではどう感じますか?

距離は短いけど最後伸びてくれてるし、1着も獲れてるし、良いと思います。

通算300勝達成

Q:決勝進出となりました。

決勝に乗れて嬉しいです。毎年ですが、決勝に乗っても課題の残るレースしかしていないので、今までよりも結果なり力なり、出していきたいなと思います。

5番車:成田和也

Q:準決勝は1着でフィニッシュしました。

とても嬉しいです。決勝にも上がれましたし。

Q:レースを振り返っていかがですか?

早めに新山(響平)と離れるような展開になり、前の守澤(太志)を信じて走りました。前がどういう感じになってるかはっきり分かってはいなかったので、とにかく信頼して走る感じでしたね。

Q:残り半周を切ったあたりから守澤選手が仕掛けていきました。それを追走して、最後に差して1着。ご自身の感触としてはどうでしたか?

残り半周くらいでは前段のスピードも緩んだ感じがあったので、守澤が行かなかったら自分が行こうかと思っていたくらい。守澤の判断は良かったと思います。任せて良かったなと感じます。最後外を踏める力もあったわけですから、自分としても悪くなかったです。

Q:ということは、余裕がある?

あまり余裕があるわけではないですが、調子は良いです。

Q:決勝進出です。そろそろ優勝もしたいですよね?

(笑)チャンスがあれば、ですね。

6番車:香川雄介

Q:準決勝はどのような作戦でしたか?

町田(太我)が先行するだろうなと思っていました。ホーム線は想定通りでしたけど、(渡邉)雄太と僕が絡んで離れてしまって。そこで「あっ」と思ったんですけど、前を目標に行ったらエアポケットに入るような感じになりました。「もしかしたら……」ってなりましたね。3着か4着かなと思って、えらい歓声があったので「3着かな」と。

Q:久しぶりのG1決勝進出です。

あんまり決勝に乗らない、ただ参加してるだけの選手なので……嬉しいですね。まさか決勝に乗れるとは思っていませんでした。よくやってる方かなと思います。

Q:調子について「あんまり」というニュアンスで話されていましたが、決勝進出を決めて、状態はどうでしょうか?

初日は町田くんの1周半の先行で脚がパンパンになって、その疲れが残っている状態でした。アップの時に「しんどいなあ」と思ってましたが、いざ今日走ってみるとバンクは軽く感じました。昨日よりはマシかなと思ったくらいで……全てが恵まれたとしか言いようがないのかもしれませんね。

7番車:古性優作

Q:準決勝は想定通りの内容でしたか?

作戦も何もないんですが、いつも通りという感じでした。ただ清水(裕友)くんも眞杉(匠)くんも脇本(雄太)さんが来ないと思ってただろうし、そんなところからでも行けてしまうっていう強さを感じましたね。G1の準決勝でああいうレースができるというのは……後ろからついていって本当に強いなと感じました。

Q:ジャンが鳴って以降、踏み上げていていかがでした?

すごく長い距離を行ってましたし、自分は「(後ろから)来たら絶対止める」という気持ちで走っていました。眞杉くんが見えて止まってるのはわかりましたし、清水くんが見えるか見えないかくらいなところにいたのはわかりました。しっかり測って踏み込めたと思います。

Q:体調や調子はいかがでしょう?

調子は普通です。でも着は良いので、脇本さんに助けられたなと思います。

Q:現時点で、決勝の走り方は決まっていますか?

脇本さんの後ろです。

Q:昨年の覇者として、意気込みを聞かせてください。

最低限決勝には乗りたいと思っていて、本当に頼もしい味方もいてくれます。チャンスがあれば優勝できるよう、しっかりがんばります。

8番車: 三谷竜生

Q:準決勝は仕掛けどころでちょっとずつ後ろに行ってしまったようですが。

そうですね、失敗しました。失敗してしまったので様子見てという感じで。守澤(太志)さんがそのまま行ってしまったので、守澤さんが強かったですね。

Q:最後の直線の伸びなど、ご自身としてはどうですか?

久しぶりに自力で走ったので、ちょっと感覚のズレはあったように思います。それでも決勝に乗られてるので、調子は良いかなと思います。失敗した中でも決勝に行けてるのは、良かったですね。

Q:本能で動けてるような感じがするんでしょうか。

そうですね。最後はしっかり流れに乗れたかなと思います。

Q:G1の決勝は2020年ぶりです。

久しぶりって感じがしますね。その時よりは調子が良いのでなんとかなりそうかなと思います。脚の状態も良いと思います。

Q:決勝に向けてこれからどのようなことをしますか?

しっかりクールダウンして、あと1日なのでしっかり休んで、がんばります。

9番車:守澤太志

Q:準決勝のレースを振り返っていかがでしょう?

犬伏(湧也)くんのやる気がすごくて、新山(響平)くんと離れてしまいました。犬伏くんが突っ張ることは分かったし、新山くんも内を気にしてたんで、「戻ってくるんだな」と思って。ちょうど三谷(竜生)くんも遅れてたので締めたんですけど……結果、新山くんと連携を外してしまったので、失敗だったなと思います。

Q:そこから立て直して、残り半周を切ったあたりから自分から動いていきました。

そうですね。2コーナーくらいで新山くんが下がってきてしまったし、後ろに成田(和也)さんもいるので。もう(脚が)いっぱいだったので、踏み出しもクソもなかったです(笑)気持ちで行きました。

Q:捲り切った時はどうでした?

捲り切りはしたけど……申し訳ない気持ちでいっぱいでしたね。レースとしては申し訳ないものでしたけど、しっかり成田さんと2人で決勝に乗れたことは、まあ……うん。良くはないですけど、って感じです。

Q:ここまで走ってきて、感触などは?

悪くはないです。良いのかなと思います。明日に向けてしっかり休んで、がんばります。

【放送予定】2023年最初のG1『全日本選抜競輪』2月23日から高知でスタート