2022年12月13日、都内でガールズケイリンリブランディングについての記者会見が実施された。この記事では発表内容のうち、『新レース体系』についてをお伝えしていく。

G1トーナメントを新設

2023年度より3つの女子トーナメントを新設。これに優勝すると年末の女子選手のNo.1を決める戦い『ガールズグランプリ』への出場権を得ることができる。

男子には6つのG1レースがあるが、女子にも3つながら「G1レース」が用意され、男子と同じく一足飛びにグランプリへの切符を手にすることができるように。またガールズグランプリも「GP」として格付けされるようになった。

※従来は11月の競輪祭(G1)で実施されるガールズグランプリトライアルレースでの優勝者(2人)以外は選考用賞金ランキング上位者から決定されていた。

女子新設トーナメントは以下の通り。

パールカップ(G1)

高松宮記念杯競輪内で実施。毎年6月に開催される高松宮記念杯競輪であるため、6月の誕生石であるパール(真珠)が命名された。

東西それぞれの平均競走得点上位者を基本とした計28人(東西各14人)を選抜し、東西対抗戦型の番組でレースを行う。

オールガールズクラシック(G1)

オールガールズ(男子選手と合同ではない、女子のみの開催)として2023年度は10月、2024年度は4月に実施予定。

ガールズケイリン10周年記念開催として2022年に実施された「ALL GIRL’S 10th Anniversary」のレガシーを継承・発展。「本格的な」「格式のある」を意味する「クラシック」を名称に使用し、ガールズケイリンにおいて最も格式の高いレースとして実施していく。

獲得賞金上位者を基本とした計42人による選考6レースを実施。女子G1として最多レース数を誇る、最も格式高いトーナメントだ。さらに唯一のオールガールズ開催として、あっせんによるF2・6レース(2R×3概定)も併せて実施予定。

競輪祭女子王座戦(G1)

11月の競輪祭内で実施。競輪祭が過去には「競輪王決定戦」と称されたこと、デビュー3年未満の新人による「競輪祭新人王戦」が実施されていたことなどの歴史を踏まえ、この名称となった。

(単発レースを除く)決勝1〜3位回数上位者を基本とした28人を選考する。なお従来競輪祭で行われていた『ガールズグランプリトライアルレース』は2グループに分かれて実施され優勝者が2人出るレースだったが、今後は優勝者は1人となる。

2023年度レース予定

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