豊橋競輪場にて4月20日に最終日を迎えた『ジャパンカップ×HPCJC・中日スポーツ昇龍杯争奪戦(F1)』。最終日のガールズ決勝にて梅川風子が優勝、S級決勝にて脇本雄太が優勝、寺崎浩平が2着となった。

この開催は収益の一部が自転車トラック競技ナショナルチームを支える組織「HPCJC」の支援につながるもの。ナショナルチームメンバーである寺崎浩平と梅川風子、そして昨シーズンまでナショナルチームとして活動していた脇本雄太が大いに活躍した最終日だった。

レースの模様、選手コメントをお届けしていく。

ガールズ決勝

車番 選手名 府県/期別
1 奥井迪 東京/106期
2 杉浦菜留 愛知/118期
3 高橋梨香 埼玉/106期
4 中野咲 愛知/110期
5 梅川風子 東京/112期
6 當銘直美 愛知/114期
7 永塚祐子 神奈川/118期

残り1周半から永塚が前に出るが、まだスピードも上がりきらず、ここではまだ様子見の一同。残り1周、奥井が前に出たところからレースが一気に加速する。6番手にいた梅川もその動きに呼応し、残り半周から一気に前へ。そのまま先頭を突っ切り、1着でのフィニッシュとなった。2着は奥井、3着は奥井に続いていた杉浦。

車番 選手名 着差 上り 決まり手 H/B 個人状況
1 5 梅川風子 11.8 捲り B
2 1 奥井迪 2 車身 12.0 逃げ
3 2 杉浦菜留 3/4車身 12.0
4 6 當銘直美 3 車身 12.1
5 3 高橋梨香 3/4車輪 12.2
6 4 中野咲 1/2車身 12.1
7 7 永塚祐子 1車身1/2 12.4 H

梅川風子レース後インタビュー

Q:満足度について、初日は40%、2日目は50%とお話しされていました。最終日はどうでしょう?

55%!5%は上がったんですけどね。

どうしてもマッチしなかった、ふわふわした感じでした。踏み込んでも踏み込めない感じがあって……多分自転車がいつもと違うこともあると思います。これ(競輪用のフレーム)にずっと乗っていれば違ったでしょうね。

仕方ない部分なのかもしれないけど、なるべく競走中にそのギャップを埋めたいですね。

Q:でも、勝てたことは勝てましたし。

HPCJC杯でしたからね、いつもよりは意識しました。でも感触が本当に悪かったので「行けなかったらどうしよう」という思いもありました。

Q:見てる分には「気持ちよく勝てた!」って思ったんですけどね。

そう思うでしょ?違うんですよ〜(笑)

Q:次回の競輪出走はかなり先でしょうか?

そうですね。発表されている分にも入ってないし、個人的に教えていただくレベルでも聞いていませんので、もしかしたら7月のサマーナイトあたりになるのかもしれません。

Q:では次は5月に開催されるトラック競技の国際大会・ネーションズカップ。意気込みをお願いします。

力を入れているチームスプリントで、まずは日本新記録を出すことが一番かなと思っています。個人種目はそれが終わってから考えます(笑)

自分としても、個人種目よりチームスプリントに重きを置いています。がんばりたいです。

Q:今回はHPCJCへの支援につながる開催でした。最後に改めて、コメントをお願いします。

こういう開催が少しずつ増えてきて、競輪の関係者が自転車競技を応援してくれることが本当に嬉しいです。こうした開催で活動資金が得られることによって競技の能力も上がると思うので、競輪開催なくして競技は成り立ちません。

自分自身もこういう開催を大切にして、今後も出場選手として選ばれた時にはがんばりたいなと思います。

Q:では写真撮影を……「梅川のいつものポーズ」お願いします。なんでこれが「いつもの」になったんですか?

なんか調子こいてやったら定着しちゃって(笑)

S級決勝

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