豊橋競輪場にて開催中の「ジャパンカップ×HPCJC・中日スポーツ昇龍杯(F1)」。開催2日目には女子予選2、S級準決勝3レースなどが実施された。

この開催には自転車トラック競技日本ナショナルチームメンバーの寺崎浩平・梅川風子が出走。収益の一部がナショナルチームを支える組織「HPCJC」の支援の一部となるこの開催は、ナショナルチームメンバーとして負けられないところ。

両者とも無事決勝に駒を進めたものの、レース内容には納得いってないらしく……2日目の両者のレースをレポートしていく。

7R ガールズ予選

車番 選手名 府県/期別
1 新井美菜 埼玉/116期
2 中村美那 神奈川/118期
3 梅川風子 東京/112期
4 永塚祐子 神奈川/118期
5 杉浦菜留 愛知/118期
6 川嶋百香 三重/114期
7 高橋梨香 埼玉/106期

初日は1着となったものの「満足度としては40%」と語っていた梅川。2日目のレースでは4番手の位置から展開していく。

残り1周まで動きなく進んだレース。残り1周で中村が動き出すと、それに呼応する形で梅川が前へ。残り半周で完全に前に出る。

その梅川にぴったりと続いたのが杉浦。最終ストレートまで先頭で粘った梅川だったが、最後に杉浦に差される形で僅差の2着となった。

車番 選手名 着差 上り 決まり手 H/B 個人状況
1 5 杉浦菜留 11.9 差し
2 3 梅川風子 微差 12.0 捲り B
3 7 高橋梨香 3/4車身 11.9
4 4 永塚祐子 5 車身 12.5
5 1 新井美菜 3 車身 12.5
6 2 中村美那 1 車身 12.9 H
7 6 川嶋百香 1/2車身 12.3

梅川風子「満足度は50%」

Q:惜しかったですね。

まだまだ修正するポイントがあるな、という感じです。

Q:昨日は満足度40%とお話していましたが、今日は?

う〜〜〜〜ん……昨日の反省を活かせたという点では50%くらいですけど、勝ててないんで……まだまだかなという感じです。

Q:1周切ってから動き始めたが、どういう戦略でしたか?

もうちょっと遅く仕掛けても良いかなと思ってたんですが、前の2人が結構やる気だったのでそこで動きました。

そこを逃して遅く行きすぎても、スピードが合っちゃった方が怖いかなという感じだったので、自分としては結構早めに巻き返しましたね。「差されるリスクはあるかな」と走ってる最中も思ってました。本来なら行ける距離なんですが、今の自分にはキツかったみたいです。

Q:それは体力面?

トレーニングでは短い距離をメインにやっていたので、長い距離はしんどい部分がありました。今までできてきたことのイメージと、今の自分のストロングポイントとにズレがあるのかなとも感じます。

Q:明日こそ気持ちよく勝ちたいですね。

そうですね、もうちょっと修正できるとこを修正して……明日こそ勝ちたいです。

11R 準決勝

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