日本の公営ギャンブル、競輪。日本唯一の競輪選手養成機関「日本競輪選手養成所」で1年弱の訓練と寮生活を経て、プロの競輪選手としてデビューすることとなる。
ではデビューしたばかりの若手選手が出場するレースには、どのようなものがあるのだろう?
本記事ではそのような「若手選手」を応援するためのレース情報をお伝えしていく。
4月〜6月・競輪ルーキーシリーズ
2020年より新設された「競輪ルーキーシリーズ(新人戦)」。このレースにはその年の3月に卒業したばかりの新人選手が出場する。
特色は「新人選手だけで行うレース」である点。通常のレースは卒業期に関係なく若手からベテランまでが一緒にレースを行うが、ルーキーシリーズでは新人選手のみでレースを行う(このため、ルーキーシリーズ後の通常レースへの初出場を「本デビュー」と呼び分けることも)。
2022年のルーキーシリーズは4月から6月にかけて全4戦で実施される。
4月30日(土)〜5月2日(月) | 松戸競輪場 | ナイター開催 |
5月7日(土)〜9日(月) | 松山競輪場 | ナイター開催 |
5月27日(金)〜29日(日) | 四日市競輪場 | ナイター開催 |
6月11日(土)〜13日(月) | 大宮競輪場 | 昼間開催 |
なおルーキーシリーズは勝利回数によって上位レースに出られる……といったことはなく、単に複数回行われるだけである。
3月・ルーキーチャンピオンレース
卒業から約1年後となる3月に実施されているのが「ルーキーチャンピオンレース(若鷲賞)」。
このレースの選出対象は男子のみ。新人選手たちのうち、レース成績上位から選出される。
約1年間のプロ競輪選手生活を終え、この期の成績トップたちはどの選手なのか?そして彼らはどんな走りをするのか?……そんな観点で楽しむことができる特別なレースだ。
1/2 Page