2021年の若手ナンバーワンを決める『ヤンググランプリ2021』。激闘となったレースを制したのは全日本選手権トラック、ケイリン種目で優勝を果たして競技『日本一』としてレースに臨んだ小原佑太となった。

猫好き青年が年末にビッグタイトルを獲得。同じナショナルチームに所属している寺崎浩平は最終ストレートで驚異の加速を見せて3着となった。

枠番 車番 氏名 府県/期別
1 1 山口拳矢 岐阜/117期
2 2 小原佑太 青森/115期
3 3 坂井洋 栃木/115期
4 4 高橋晋也 福島/115期
5 町田太我 広島/117期
5 6 石原颯 香川/117期
7 佐々木悠葵 群馬/115期
6 8 伊藤颯馬 沖縄/115期
9 寺崎浩平 福井/117期

並び予想

町田-石原(中四国)
高橋-小原(北日本)
坂井-佐々木(関東)
山口(単騎)
伊藤(単騎)
寺崎(単騎)

レースレポート

全5周回2kmの戦い。

レースがスタートし、まずペーサーに飛びついたのは坂井洋。

続いて佐々木悠葵、高橋晋也、小原佑太、山口拳矢、伊藤颯馬、寺崎浩平、町田太我、石原颯の順で隊列が形成され、集団はスピードを上げていく。

残り2周半。8番手の町田が石原を引き連れて隊列を離れて位置を上げていくと、寺崎は最後尾となってしまう。

しかし町田が位置を上げてきたのを確認した高橋が外に動くと、町田と高橋でけん制状態となり残り2周を迎える。

残り2周を切ると、3番手だった高橋が小原を連れて先頭へと急加速。

外からは町田が仕掛けてきて、残り1周半。

先頭は変わって町田となるが、町田とラインを組んでいた石原が高橋に並びかけたところで、高橋のブロックに合い後方へ。一方で高橋は町田の後輪に付いて2番手と絶好の位置を得る。

残り1周での並びは町田、高橋、小原、山口、坂井と伊藤がその後ろに並走しながら続く。寺崎は位置が変わらずに最後尾。

残り半周になると山口が失速していき、前方にいた高橋と小原が町田をかわしにスピードを上げていく。

勝負となった最終コーナーを抜けて一気に他の選手を引き離したのは小原。

単独で抜け出し、フィニッシュラインを一番に駆け抜けた。

2着には小原とラインを組んでいた高橋晋也。

そして3着にはなんと大外から寺崎が最後に驚異の加速を見せて喰い込む形となった。

ヤンググランプリ2021、優勝は小原佑太。全日本選手権ケイリン優勝に続きビッグタイトルを獲得した。

やはり体調は万全だったようだ。

競走結果

車番 選手名 着差 上り 決まり手 H/B 個人状況
1 2 小原佑太 12.0 差し
2 4 高橋晋也 1車身1/2 12.3 差し
3 9 寺崎浩平 1/4車輪 11.8
4 7 佐々木悠葵 1/2車輪 11.9
5 1 山口拳矢 1/8車輪 11.8
6 5 町田太我 3/4車身 12.5 HB
7 6 石原颯 1/2車輪 11.8
8 3 坂井洋 1/2車身 12.3
9 8 伊藤颯馬 1/4車輪 12.2

優勝・小原佑太インタビュー

1/2 Page