優勝・小原佑太インタビュー
Q：高橋選手とどのような作戦を考えていましたか？
町田くんがおそらく先行すると思っていました。中段を取って、町田くんが行くところで飛びつこうという話をしていました。
Q：高橋選手が道中上手く走ってくれたということですね？
はい。飛びついてくれたところで僕は少し車間を開けて、なるべく合わせるようにと思っていたんですが……晋也さんが強かったですね。
残り1周の時点で結構脚が溜まってたんですが、町田くんもこのペースでは後半ダレるだろうと思って……ホームの地点で車間を切って、いつでも行けるようにしていました。
あそこまで行けたならなるべくワンツーだと思いました。3コーナーで自分が持ち出したところで晋也さんも踏み出してたので、これだったら大丈夫だなと。自分も1回休んで、前に踏みました。
Q：フィニッシュの瞬間、勝ったのは自分だとわかりましたか？
はい。ただ晋也さんがどうだったかわからなくて、待っていたら晋也さんが「2着だった！」と言っていて、それでわかりました。ワンツーが決まって本当に嬉しいです。
Q：この優勝を最初にどなたに伝えたいですか？
親が中継で見てくれていると思うので、家族に伝えたいです。
Q：賞金の使い道は考えていますか？
保護猫の寄付に使いたいと思います（実際は熱海市に寄付をします）。
Q：今年はどのような1年でしたか？
G2を走らせてもらうことも増えて、G3やFグレードと比べて「この舞台で優勝しないとKEIRINグランプリもない」のような選手たちのピリつき感、強い気持ちを感じました。拳矢くんはこういった場所で勝ってグランプリの次点にまで行っているし、自分も頑張りたいです。
Q：来年はどのような1年にしたいですか？
競輪では、グランプリに出られるような賞金や結果を出すこと。競技では来年からオリンピックポイントの加算（オリンピックの枠を獲得するためのポイント）が始まるので、ポイントを積み重ね、日本のトップ選手としての立ち位置を確立できるように頑張っていきたいです。
Q：ファンの皆様にメッセージをお願いします。
競技に競輪にと、あっちに行ったりこっちに行ったりで、競輪の成績を残せない中でも、今回わざわざ競輪場まで足を運んで応援くださった方々がいらっしゃいます。そんな方々に恩返しができるよう、これからも頑張ります。
2着・高橋晋也
自力同士だし若いし、ということで作戦はあまり決めなかったのですが、守澤（太志）さんに入ってもらって一緒に作戦を立てました。でも自分が考えていたのと守澤さんの考えがほとんど一緒だったので、少し修正をした程度です。守澤さんに戦術を授かった形ですね（笑）ラインでのワンツーはできましたが、正直優勝したかったです。
町田が強い！もう後ろ見たくなかったっすもん。ずっと隠れていたかったけど、そんなわけにもいかないし。脚はいっぱいいっぱいでした。
ラインで決まって、1年が良い形で締まったと思います。ありがとうございました。
3着・寺崎浩平
ペースが速かったです。やってはいけないような展開で9番手の位置でした。もうちょっとすんなりになるかと思ったんですが、別線が抵抗していたので一緒には行けなかったです。
最後に大外から捲りましたが、もうちょっと前の方にいたら届いたと思います。落車を警戒して外に行きすぎたのも良くなかったです。でも久しぶりに捲りをして、あそこまで行けるとは正直思っていませんでした。そこは良い点でした。
次は和歌山記念があって、ナショナルチームの沖縄合宿に入ります。
まだG1で決勝に乗れたことがないので、来年もしっかりヤンググランプリに向けて、まずは決勝に乗れるように主導権を取れる走りをしたいです。
5着・山口拳矢
優勝もあるかも、と思ってスイッチしたのが間違いでしたね。石原くんがいたら前の動きをを見てというイメージでしたけど、難しかったです。来年はまたイチから積み重ねて、KEIRINグランプリの賞金争いをする位置にいければと思います。
