「人間関係や信頼関係に、競輪の魅力はある」

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競技では世界を経験、だが競輪に重きを置く

Q:ジュニア時代にトラック競技での世界選手権出場経験もありますよね。競技を続けようとは思わなかったのでしょうか?(※2000年のジュニアの世界選手権に出場)

当時は“たまたま選んでもらった”という感じで出場しました。国内でもトップではありませんでした。競技を続けようと思わなかったのは、競輪に重きを置いて頑張ろうと思ったからです。加えて、競技は別物です。本腰を入れる気がないと、勝負にも何にもならない。そのぐらい別物なんです。

でも今は競技でも競輪でもしっかり強くなってきて、強さがイコールになっているのですごいなと思います。

Q:当時の結果はどうだったのでしょうか?

予選落ちとかでしたね。種目はスプリントと、チームスプリント。世界には通用しませんでした。

「欲」は頑張るためのひとつのポイント

Q:年末に勝ったとして、優勝賞金の使い道はもう決めていますか?

土地であったり、何か大きな買い物するんじゃないでしょうか。土地は将来あって困らないですし、子どもとかのためにも。

後は良い時計とかですかね。物欲はとてもあって、欲の塊です(笑)美味しいものを食べるのも好きです。常に頑張るためにも、欲はポイントのひとつかなと思います。

Q:グランプリ終了後のご予定は?

直後に立川や大宮記念もあるので、ゆっくりはしないです。お正月はありません。

家にいる事の方が少ないですけど、家族からはポジティブなパワーをもらえています。子どもと遊びたい時に遊べないのは、競輪選手ならば仕方ありません。そのような辛さはありますが、それ以上にやりがいもあるので。

Q:選手であることに疲れを感じたことは?

大怪我をしたり怪我が続いたりすると、痛いとか辛いと言った気持ちはあります。でも、だからといってやめたいと思ったことはありません。

 

年末のレースへのカウントダウンは始まっている。平原康多の12回目の挑戦の結果に期待したい。