「これはロシアで最も古いトラック」
このトラックは1896年に建設されたんです。もちろん何度も補修工事を行っているからここまで残っていますけどね。最後の改修工事は30年前に行われたものです。
ロシアの中で最も古いトラックということは知っていますか?世界中を見渡しても、これ以上に古い歴史のあるトラックは数が少ないと思います。なんと言っても123年の歴史がありますからね!
このトゥーラGPは50年以上前に始まって、国際大会としては1966年が初となりました。それ以来、毎年国際大会が行われています。この100年で本当にたくさんの自転車の大会が行われてきた歴史のある競技場、それがこのトゥーラのトラックなんです。
今年はその長い歴史の中で初めて、ロシアツアー戦として、その一部に組み込まれました。トゥーラ、モスクワ、サンクトペテルブルク、日本チームが参戦する大会のことですね。私は全部でMCを行う予定です。
デニス・ドミトリエフ選手からも…
そして筆者が話しを聞いているのを横目でチェックしていたデニス・ドミトリエフ選手も話を聞かせてくれた。
話を聞いてきたんだね!彼が言う通り、このトラックは世界でも珍しい100年以上使われているトラックなんだよ。
僕も話に聞いた程度だけど、昔、40~50年前にはトラック競技の人気がこの辺りで凄く高かったみたい。観客席は連日満員で、入れない人は向かいの木に登ってレースを観ていたとか(笑)
今後、ロシアの自転車競技が昔みたいに人気になってくれると良いけどね!
とにかく、中々歴史のあるトラックで面白いでしょ?あとトゥーラはケーキが有名なんだ。表彰台に上がった際にもらえるクッキーみたいなのは、ロシアで初めて出来たケーキと言われてるよ。
と、大会を彩るロシアツアーの主役たちからの情報でした。
ケーキ・・・とはいかなかったものの、トゥーラで食べたグルメについては別の記事でお楽しみください。
※情報はすべて2019年5月末時点のものです