ドイツ女子短距離界 英雄の引退

2014年にガールズケイリンで来日の経験もある、ミリアム・ベルテ(ドイツ)が9月末に引退を発表した。

ベルテはクリスティーナ・フォーゲル(ドイツ)と共にチームスプリントでペアを組み、ロンドンオリンピック 女子チームスプリント金メダル、リオオリンピック 女子チームスプリント銅メダルを獲得。そのほか世界選手権通算6勝やワールドカップなどの国際大会、国内選手権でも優勝。フォーゲルと共にドイツの女子短距離黄金時代を築き上げ、幾度となく表彰台に登った英雄だ。

引退を決意した理由は「東京オリンピックに向けたトレーニングを行っていくうちに、自身の競技への限界を感じ始めたこと」と本人がSNSで述べている。

クリスティーナ・フォーゲル、ミリアム・べルテ

本人コメント

“親愛なるファン、友人、家族へ。

19年にも及ぶ私の自転車人生が終わりました。競技へさようならを言う時期です。

今年8月のドイツ選手権は良い結果でした。ワールドカップメンバーにも選出され、昨年はオリンピック選考レースも無事終えることができました。私はチームを東京オリンピックへ導く為にも頑張りました。前回のトレーニングキャンプで、オリンピックで成功する為に必要なトレーニングを100%こなせなくなりました。

私は常に戦い、トレーニングし、自分の夢と目標を信じ続けてきましたが、選手としてのキャリアを終える時が来ました。

私はこのスポーツを通じて得た美しい瞬間に感謝しています。私はキャリアを通じて達成した自分の実績をとても誇りに思っています。
・ロンドンオリンピック金メダル
・リオオリンピック銅メダル
・世界選手権6勝、ヨーロッパ選手権4勝、ドイツ国内選手権21勝。

祝福の言葉だけでなく、上手くいかなかった時の前向きな言葉などのたくさんのメッセージと私を支えてくれた全ての人々へ感謝しています。今まで本当にありがとう。

私の家族、友人、コーチ、トレーナーへ。みんないつも私との成功を共に過ごして来ました。私のスポンサーとクラブにも感謝しています。この支えとサポートが無ければ、成功する事は出来ませんでした。

それでは、ミリアムより。”

– ミリアム・ベルテ本人のInstagramより引用

引退後の人生