現役の大学院生、トラック中長距離日本代表、そしてUCIトラックチーム「チーム楽天Kドリームス」所属選手として活躍する古山稀絵

昨シーズン(2020年)はアジア選手権スクラッチ優勝など躍進を見せたが、東京オリンピック代表内定者には選出されず。現在は東京オリンピックマディソンのリザーブ(補欠)選手として、学業と競技を両立させつつ、2024年パリオリンピック出場を目指す。

日本代表、UCIトラックチーム、学生

Q:新たな日本のUCIトラックチーム、チーム楽天Kドリームスへ加入する心境を教えてください。

UCIトラックチームに加入すること自体が初めての出来事で、正直どう動くのかまだ想像がつきません。ただ、オリンピックシーズンに、UCIトラックチームとして大会に派遣してもらえることになると思うので、それは嬉しいことでもあり、モチベーションに繋がります。

実感はまだないですが楽しみです。体制もしっかりしているので不安もありません。

Q:国内の女子選手では、唯一の現役学生・日本代表・UCIトラックチーム所属選手ですね。

確かにそうですね(笑)

大会においては女子選手が減っている印象があります。これを機に「選手としての活動方法は色々ある」と発信できたら、と思います。

学生生活とトレーニングの両立

Q:大学院では何を専攻していますか?

スポーツバイオメカニクスを専攻しています。主に動作分析や、人間の動作においてどうすれば効率の良い動きが出来るかを分析・予測しています。

大学院でも競技でも共通する用語が頻出するので、HPCJC(専門家たちが集まる自転車競技のトレーニングセンター)スタッフの説明がより理解出来るようになったり、トレーニングで得たデータに自分なりのアプローチをしてみたりと、役立っています。これまでは選手として走る・観るだけでしたが、違う視点から競技に触れる機会が増えたことで、自分なりのレベルアップを感じています。

そもそもは「2年間勉強をして将来の役に立てたい」という想いで入学しました。勉強のレベルは、とても高いです。この経験を、今後の選手活動に活かしていけたらと思います。

Q:授業はリモートですか?

はい。新型コロナの影響でリモート授業になって以降、ほぼ通学していません。この1年間は伊豆でナショナルチームの練習に注力しています。最近はネーションズカップ(旧:ワールドカップ)に向け、少しずつ強度が上がりつつあります。

※ネーションズカップ:2021年から新設された旧ワールドカップに変わるシリーズ戦。2021年は全3戦、4月、5月、6月にそれぞれ予定されているが、初戦となる4月のイギリス大会は新型コロナウイルスの影響で中止となった。

Q:息抜きはどのようにしていますか?

直近だとシクロクロスのイベントに参加させてもらいました。シクロクロスは初めてだったのですが、自転車が違うととても難しいということと、やっぱり自転車が好きなんだなということを感じました。

Q:息抜きも自転車なんですね・・・

その日はたまたまです(笑)

中村(妃智)先輩たちを通じて知り合った友人とお菓子作りをしたり、SUP※1したり・・・色んな楽しみや息抜きを見つけています。ストレス発散のために、最近YOGIBO※2を買いました。最高ですよ。

※1…スタンドアップパドルボードの略。サーフボードの上で行うマリンスポーツ
※2…ビーズクッション、ソファ

東京もネーションズカップも通り道

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