2019-2020 UCIトラックワールドカップ第3戦を前に男子ケイリン種目で世界ランキング1位となっている日本。日本には脇本雄太、新田祐大、河端朋之と”3″人のレギュラーメンバーがいる中、オリンピックで日本が獲得できる最大出場枠数は”2″枠。
この3人の中で誰がオリンピックに出場するのか?過酷な国内選考はいよいよ終盤に差し掛かった。走りは世界トップ、スマイル世界一の河端朋之選手にワールドカップへの出発直前に独占インタビューを実施。大事なシーズン前の胸中とは?
世界選で失格の悔しさ
Q:香港から遂にワールドカップシーズンが始まりますね?
まずはデモに気をつけることから(笑)黒い服はダメですね。マスクも出来ないし(笑)
まあ真面目に話すと自分は3戦と5戦しか出場しないので、やれることをやるだけです。
Q:アピールチャンスが少ないように感じますが?
そこは脇本君、新田君も同じで2回ずつとなっています。自分が出場する場所で結果を出すしかないかなと思っています。
Q:オリンピックの選手選考については?
世界選手権とワールドカップが選考基準なので、そこでトップの成績を出さなければいけないかなと、それだけですね。
Q:2018年に河端選手は世界選手権で銀メダルを獲っていますが、もちろん今シーズンでも活躍してアピールと考えていますよね?
自分が(2018年に)メダルを獲った時はオリンピックのポイントにも関わっていない大会でした。その次の年に新田君が銀メダルを獲って、ワールドカップやアジア選手権では脇本君が金メダルを獲ったり、ポイントが高い大会でしっかり結果を出している2人がいるので、その中では自分は少しアピールしきれていない部分があるのかなと思います。
これからのワールドカップ、そして世界選手権で結果を出せばチャンスがあるというところですね。
Q:その2人に対するライバル心などは?
もちろんありますけど、結局相手を意識し過ぎても・・・というのもあります。実際コントロール出来るのは自分自身だけなので、2人のことをチーム内の良きライバルとして見てはいますが、どちらかといえば、きちんと結果を出すということに集中したいと思っています。