僕は“まだ出せる”と思っている

ワールドカップ第1戦へ向けた新田選手個人の目標

2017年7月ジャパン・トラック・カップでの新田祐大選手

僕としては、まずはチームスプリントで上位に食い込みたいなと思うことが一つですね。前年度は下位の結果しか残せなかったので。

あと個人種目に関して、(スプリント200mフライングスタートでの)自分の持ちタイムが9秒8という、日本で歴代2番目くらいに速いタイム。僕は“まだ出せる”と思っているし、世界でも、ヨーロッパ選手権のタイムを見ていても9秒7とか9秒6じゃないと勝負にならないって分かっているので。世界が相手になるとさらに強いので、9秒7くらいを目指し、まずは自己ベストを更新したいなと。その上で、対戦で着順を少しでも上げられる様にしたいです。

ナショナルチームでのトレーニング風景

ケイリンは去年4位が最高位で、メダルまであと一歩だったので、メダル獲得というのを今年は狙って行きたいです。

ワールドカップ第1戦で、最も“イケそう”な選手は?

僕自身は常に“イケる”と思い、挑んでいます。ただ、しっかりと計画的なモノを積み上げてのレースっていうのは、多分今回が初めて。

今までナショナルチームやってて初めてくらいなので、僕自身、すごく自分に期待しているっていうのもあります。

トラックパーティー2017での河端朋之選手

それ以外だと、ナショナルチームで200mフライングスタートで9秒代出したのが(今シーズン)僕を含めて3人。こないだのトラックパーティーでは河端(朋之)さんも出してましたし。チーム全体で9秒代を出せる選手が増えてきています。

東京オリンピック、表彰台の頂を目指し〜河端朋之選手/自転車トラック競技日本ナショナルチーム選手インタビュー

あの、河端さんは、なんていうんだろう…対戦がめちゃくちゃ強いから、予選さえ通過しちゃえばっていうのもありますね。観る側として期待しちゃう様な「レース観てて楽しいな」と思わせてくれるレースをするので、そういう意味では勉強も含め、河端さんのレースをしっかり見たいなと思います。

日本から応援するファンの方々へ向け、一言

自転車競技のトラックは、なかなか大会数が少なく、観れる機会や体感する機会は少ないと思います。その少ない大会でも結果が残せれば「ちょっと見てみたい」と思ってもらえるようなレースが出来ると思っています。

なので、僕たちがやれる事というのは、東京オリンピックのメダルっていうのはもちろんそうなんですけど、その前の段階の、世界で活躍っていう部分を実行できる!っていうのを見せていきたいです。

今年、シーズンが始まるまでの10ヶ月間、みっちり厳しいトレーニングしてきているので、その成果をしっかり出せるよう、どれだけ日本人が世界で通用するか、どれだけ進化してるかっていうのを見てもらいたいですね。

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