「戦える域に来た」ネーションズ金で得た実感

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勝ち抜く上手さ 中野が見たアジアの英雄

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Q:直近のアジア選手権(2023年6月実施)では、アジズルハスニ・アワン(マレーシア)選手と対戦しましたが、走り終えての感想は?

やはり上手い選手でした。重要な局面でいつも良い位置取りをしている印象があります。ケイリンの決勝では落車のアクシデントもありましたが、アワン選手は巻き込まれませんでした。偶然ではなく、アワン選手が自分主導のレースを展開していたからこそだと思います。

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ケイリンの決勝 アワンは写真のその先に位置していた

僕も「主導権を握って展開していかないと、勝てないな」と思いました。

気負わず冷静に、1戦ずつ勝つ

Q:『2023世界選手権トラック』でもケイリンに出場予定となっています。緊張と楽しみでは、どちらが勝っていますか?

楽しみの方が強いです。「ここまで来たらやるしかない」という気持ちなので、あとは思いっきりぶつかるだけかなと思っています。

Q:具体的な目標があればお聞きしたいです。

やはりメダルを獲りたいです。パリに近づく1番の方法だと思いますし、メダルを獲得するために今まで練習してきましたので。

Q:初めての世界選手権(エリート)出場となります。どのようなイメージを抱いていますか?

その他の国際大会とは違う、独特な雰囲気があるイメージです。レースでは変に気負って失敗した経験もあるので、どんな雰囲気でも呑まれることなく、落ち着いてしっかり自分の走りを発揮していきたいです。

Q:金メダルを獲得したネーションズカップ第2戦でも同じような心持だったのでしょうか?

はい。もちろん勝ちたかったですが、すごく気負っていた訳ではなく、落ち着いて臨めたと思います。

優勝だけを見ていたのではなく、1回戦から1本1本を集中して走りました。決勝まで勝ち上がった時に初めて、金メダルを意識するようになりましたね。

中長距離、橋本英也を模範に

Q:世界選手権では、大会が始まってからケイリンまで1週間程度の時間となりそうですが、その点、不安を感じたりしますか?

長いですよね。でも文句を言っても変わりません。なのであまり意識しないようにしています。(橋本)英也さんみたいに、大会でも楽しく過ごせれば、気疲れせずにレースも走れるのかなと思っています。

アジア選手権の時も長い日程を意識しないようにしていましたが、待機時間は部屋にいることが多く、多少ダルさを感じてしまいました。

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橋本英也

Q:待機時間の過ごし方などを、ジェイソン・ニブレット短距離ヘッドコーチとかと相談することはありますか?

いえ。というのも、アジア選手権で初めて長い待機時間を経験したんです。そういった環境で自分がどのように感じるかを、考えたこともありませんでした。なので今回はグラスゴーに行く前に、コーチに相談しようと思います。

外に気晴らししに行くとしても、短距離チームでは一緒に行ってくれる人がいないと思いますので、英也さんとか、中長距離チームと一緒に行くしかなさそうです(笑)

「逃げて勝つ」中野慎詞に注目

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Q:出場予定のケイリンでは、どのような点に注目してほしいですか?

恐縮ではありますが、脇本(雄太)選手のように早い段階で自分から仕掛け、逃げて勝つスタイルが僕は得意です。

なので「僕がどうやって前に出るのか」、「前に出た後、どうやって逃げ切るのか」に注目してほしいです。

Q:最後に世界選手権への意気込みを聞かせてください。

「パリオリンピックに繋がる1番重要な大会」と言っても過言ではないので、しっかりメダル獲得などの目標をクリアするために、全力で戦います。応援よろしくお願いします!