コンマ3秒の理由
僕自身は、その日のベストを出し切れたとは思います。でもタイムは横ばいで、予選と決勝の2本とも17.9秒。自分が目標としているタイムには届きませんでした。
1つ良かった点は、映像からタイムを取ることができるツールで計測すると、17秒6台だったことです。これは僕の車輪が動き出したところからゴールまでの計測タイム。
でも実際に大会で測っているのはスタートゲートが開いたタイミングでなので、僕のタイムは17秒9。もちろん大会タイムが正確なタイムです。
このコンマ3秒を生み出してしまった反省点は、スタートで引っかかることを恐れてしまった事。そのため、0.3秒をスタートで無駄にしていました。フィジカル的には自分の能力値は上がってきていますが、もっと集中して、失敗するリスクを負わないとタイムは出ないということです。
このタイムロスを解消するためにも、まだまだ練習を積み重ねていく必要があります。こういったデータを取ることも課題をクリアする指標になって、また次の大会までに自分がどれだけ強くなれるかが楽しみです。
先輩たちの記録を超える
チームスプリントは、個人種目と違ってピリピリ感が半端ないです。でもこの普段感じることができない緊張感を優勝という喜び、達成感に変えられるのは、やり甲斐を感じています。
先輩の新田祐大さん、深谷知広さん、雨谷一樹さん(※東京オリンピック出場を目指したメンバー)から受け取ったアジア選手権連覇のバトンを繋ぐことができたのは、僕にとって一つの責任を果たせたのかなと思います。
まだタイムとしては、先輩達には追いつけていないですが、今回の結果が個人個人で良い刺激になったと思います。
近い将来この先輩達が出した日本記録(42.7秒)を更新できる日は来ると思っています。
次のチームスプリントのチャンスは全日本トラック。チーム構成は変わりますが、僕の仕事は変わりません。
その先にある世界選手権に向けて、点と点を繋げていけるようにチーム全体で頑張っていきます!
アジア選手権チームスプリント優勝することができました!応援ありがとうございました! pic.twitter.com/xF3CyoH7nO
— Yoshi Nagasako (@YOSHITAKING993) June 19, 2022
以上、僕のチームスプリントの報告でした!
応援ありがとうございました!
引き続きよろしくお願いします!