さすがの英也でも……
Q:もっと他のカレーの話はないですか?(しつこい)
コテコテのバターチキンカレー的なのとか、全然なかったんですよね。肉のカレーが全然なかったです。
Q:ホテルの食堂は、カレーが2種類位あって、ナンがあって、生野菜があって……そんな感じですか?
はい。おそらくインドの中では高級レベルのホテルなんですが……そんな感じでした。屋台のカレーは現地通貨を持っていなくて、食べられなかったです。橋本英也選手と一緒に外出はしたんですけれど、さすがの英也も「外のは食わねえ」って言っていました(笑)
Q:さすがの英也(笑)じゃあ他に印象的な思い出は?
トゥクトゥクに乗りました。運転がやばいですね!まず車線という概念がないし、バイクも自転車も車も全部同じところを走ります。それでみんなずっとクラクション鳴らしていて。本当すごいところです。
Q:トゥクトゥクの運転手はオムニアムに出たら強そうですね(笑)
エリミネーションとか強いと思います(笑)度胸がすごいですよ。自転車競技に活かせそうな感覚です。
インドの車窓から。 pic.twitter.com/AgdkS2cRGs
— Eiya Hashimoto (橋本英也) (@Eiya_Hashimoto) June 16, 2022
Q:現地のお金は持ってなかったんですよね?トゥクトゥクはどうやって乗ったんですか?
英也が少し持っていました。でも結構ふっかけられて、英也がバトりました(笑)。3倍くらいふっかけられたのを2倍にした、くらいの感じです。金額は大したことはありませんでしたが、やっぱりボッタクリには納得がいかないわけです。
Q:まあ、良い体験ですねぇ。
すごい体験でしたね(笑)
Q:インドに旅行する人はそこまで多くないので、こういった話を聞くのは面白いですね。
また行きたいかって言うと、微妙ですね。家族を連れては、さすがに無理っす(笑)
Q:2021世界選手権のフランスが初の海外。その後にネーションズカップでカナダに行って、3ヵ国目がインド。どこが一番良かったですか?
フランスが良かったですね。次がカナダ、その次がインドです。インドは道端で寝ている人がたくさんいました。
Q:日本人が歩いていると、結構珍しがられましたか?
ジロジロ見られましたね。ローカルマーケットに行った時は、ちょっと危険かなと感じることもありました。でも親切な人が「この先はやばいぞ、行くな」って教えてくれたりもしました。
2種目でアジアチャンピオンに
Q:レースの話を聞かせてください。2種目(チームスプリント・ケイリン)に出場して、両種目でアジアチャンピオンとなりました。感想はどうですか?
今回は中国もいなかったですし、アジアの中では絶対に負けられないと思っていました。今回取れなかったら世界選手権の枠も絶対取れてないですし、首の皮一枚繋がったなと思います。
Q:嬉しさはどうでしょう?
嬉しさはあります。国際大会での個人のタイトルは初めて獲りましたから。
Q:ケイリンは緊張しましたか?
めちゃめちゃ緊張しました。準決勝くらいからお腹が痛くなってきましたね。カレーは関係無いですよ(笑)
くじを4回引いて全部1番だったんですけれど、3回目を終わって、「これは4回目(決勝)もありえるぞ」と思ったら本当にそうなって。
Q:くじの方法は?
今回はトランプでした。お盆に乗ったトランプを選んで、2回目までは最後に余ったやつを引いていたんです。3回目で「また1番は嫌だ」と早めに引きに行ったのに、それでも1番でした。4回目も・・・・・1番。もう1番に呪われてる感じでしたね(笑)
着も1番だったので良かったんですけれど。
Q:でも1番前でスタートすると、誰かが一旦前に出てくれるから、やりやすい部分もありましたか?
そうですね、4回目となると慣れたというか、逆に落ち着きましたね。
Q:1番手が得意になった?
苦手意識はだいぶ無くなったと思います。
Q:ちなみにやりやすい位置は?
2、3番手くらいですね。今回はなかなか無い経験をしました。
Q:1を引き続けて、ジェイソンコーチも笑ってたんじゃないですか?
「?!w」みたいな感じ。手を頭にやってました(笑)
Q:レースについてのコーチの評価はどうでしたか?
レースを振り返った時は、褒めが4、ダメが6くらいでした。ネーションズカップレベルだったら1車じゃ飛んでこないぞとか、簡単に車間を切ってまくらせてもらえないぞとか、そんな話をされました。
初めての組み合わせで走ったチームスプリント
Q:チームスプリントのお話を聞かせてください。太田海也選手と走るのは、公式戦としては初めてだったと思いますが。
ちょっと付きにくかったですね。僕が思ってるのと違うタイミングで加速したりするので、体力を使っちゃったり、思っているような(走行)ラインでいけなかったり。
Q:それは公式戦で初めての合わせ、ということが理由でしょうか?
多分そうですね。慣れが必要かなと思います。
Q:今回は第1走は長迫吉拓選手、第2走は太田海也選手。そして第3走の予選走者を寺崎選手、決勝は小原佑太選手と交代する形でしたね。
はい。現状、改善点がたくさんあるので、直していければタイムも伸びると思います。