長迫吉拓です。今回から本格的にMoreCADENCEさんでコラムを始めさせていただくことになりました。東京2020オリンピックが終わり、BMXでの挑戦に区切りを付けて、パリ2024オリンピックにはトラック競技で出場を目指しています。

日本ではまだまだ珍しいと思うBMXレーシング→トラック競技を体現している自分だからこそ伝えられる“何か”があるのではとMoreCADENCEさんから提案をいただきました。これから頑張って様々なコラムに挑戦していきたいと思っているので、是非とも一読いただければ幸いです。

それでは本文です!

まずは自己紹介から。僕は4歳からBMXレーシングと呼ばれる種目を始めました。

6-7歳のころ

本格的なトレーニングはジュニアエリートクラスに上がる17歳まで行ったことがなく、とにかくBMXコースで走りまくっていました。

僕はどちらかというと、パワーではなくスキルタイプで、ジャンプやマニュアル (前タイヤだけを浮かせてコブを超える)など自転車をコントロールすることに長けていました。

パワーがなかったので、ジュニアエリートに昇格するまで国内大会で優勝した記憶がありません。いつも3位か4位の選手だったのですが、小さかった体格が同級生と肩を並べられるようになった時から、優勝争いができるぐらい脚力も付いてきたので、それ以降は本格的にトレーニングを開始しました。

それから、約1〜2年(19歳くらいのころ)で国内最高峰エリートクラスのトップで戦えるようになり、2012年の全日本選手権ではエリートクラスで念願の初優勝を挙げることができました。

2020BMX全日本選手権(7回目の勝利)

それから今まで全日本選手権に(エリートクラスで)8回出場して7回優勝することができ、オリンピックもリオ・東京と2回出場することができました。

2回のオリンピックから学んだこと、そしてオリンピックのメダル獲得という夢を捨てきれず、諦めが悪い僕が最後の挑戦としてトラック競技を選んだ理由などをお伝えできればと思います。

両種目をトップレベルで経験したから分かること

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