男子決勝 負傷をおして挑んだキンマンが初の金メダル
ついに出揃った決勝メンバー。前回覇者のフィールズは落車の影響で棄権したため、ゲートに並ぶのは7選手。
スピードを追求し、様々なリスクを背負って勝ち抜いた精鋭たち。彼らの戦いがいよいよクライマックスを迎える。
決勝メンバー(ゲート順)
1 | ジョリス・ドデー | フランス |
2 | アルフレッド・カンポ | エクアドル |
3 | カルロス・ラミレス | コロンビア |
4 | カイ・ホワイト | イギリス |
5 | シルバイン・アンドレ | フランス |
6 | ロメイン・マヒュー | フランス |
7 | ニーク・キンマン | オランダ |
スタートは横並び。激しいもがきあいの中、1コーナー手前のジャンプで加速して前にでたのは、大外7コースからスタートをきった、オランダのキンマンだった。
続くのはイギリスのホワイト。混戦となった後続争いは、スタートで出遅れたコロンビアのラミレスがインコースをつき、一気に3番手にジャンプアップ。
しかし第2ストレートですかさずジョリス・ドデー(フランス)がラミレスを交わし、3番手に浮上。
先頭はキンマン、2番手にホワイト、3番手にドデー。表彰台にあがるメンバーが見えてきたかと思われた最終4コーナーで、3位のドデーが単独でスリップ。
先頭を走るキンマンは最後までスピードを落とすことなくフィニッシュラインを駆け抜け、自身初のオリンピック金メダルを獲得。2位にイギリスのホワイト、3位にはコロンビアのラミレスが入った。
レース直後、喜びを爆発させたキンマン。本番直前の練習中に膝を負傷し、決して万全の状態ではなかった。
So this is what happened today. 💣 Hit an official that wanted to cross the 2nd straight. Hope the official is O.K. My knee is sore, but will do my best to be ready for Thursday! Thanks everyone for the messages, appreciate it! ❤️ pic.twitter.com/QOdJ2r0usT
— Niek Kimmann (@niekkimmann) July 26, 2021
それでも逆境を乗り越えて強さを見せつけた。4年に一度の大舞台への強い思いをぶつけ、見事初の栄冠を掴んだ。
男子リザルト
優勝 | ニーク・キンマン | オランダ |
2位 | カイ・ホワイト | イギリス |
3位 | カルロス・ラミレス | コロンビア |