7月7日(日)に広島県安芸高田市・土師ダムBMXトラックにて開催された第36回全日本BMX選手権。
男子エリートは中井飛馬、女子エリートは丹野夏波が優勝。中井、丹野ともに昨年の全日本BMX選手権のジュニアカテゴリーで優勝したライダーであり、今季エリートに昇格し初の全日本タイトルの獲得となった。
第36回全日本BMX選手権大会
主催:公益財団法人日本自転車競技連盟
主管:一般財団法人日本サイクルスポーツ振興会、一般社団法人全日本BMX連盟、広島県自転車競技連盟
後援:広島県、安芸高田市、安芸高田市教育委員会、広島県体育協会、安芸高田市体育協会、公益財団法人JKA(予定)
協力:広島県BMX協会
会場:広島県安芸高田市、土師ダムBMX TRACK
開催期日:2019年7月6日(土)~7月7(日)
男子エリート
予選・準決勝の勝ち残り者で行われた決勝レース。
スタートから飛び出したのは、昨年の全日本選手権で2位に入った池田大暉で、昨年王者の松下巽が続く展開。第1コーナーで仕掛けたのはイン側スタートの中井飛馬で、第2コーナー手前までにトップに立った。池田や松下らが第2コーナーで転倒する波乱もあり、中井がリードを保ってトップでフィニッシュし、エリートとして初の全日本タイトルを獲得した。2位に深川匠、3位に古野哲也が入った。
優勝:中井 飛馬 新潟県/新潟県BMX協会 日本体育大学
2位:深川 匠 埼玉県/秩父BMX協会
3位:古野 哲也 新潟県/新潟県BMX協会 team western river
4位:長谷川 湧斗 茨城県/茨城県BMX協会 (株) 関彰商事
5位:高山 一成 埼玉県/秩父BMX協会 モトクロスインターナショナル
6位:吉井 康平 東京都/秩父BMX協会 フォスター電気株式会社
7位:松下 巽 神奈川県/神奈川県BMX協会 全日空商事株式会社
8位:池田 大暉 新潟県/Rockstar Rift Tangent
中井飛馬「エリート1年目で優勝することができてうれしい」
スタートを失敗して出遅れたが状況を冷静に判断して、第1コーナーで内側からトップに立つことができた。エリート1年目で優勝することができてうれしい。この後もワールドカップが4戦控えている。引き続きトレーニングを続けて良い結果を残していきたい。
女子エリート&ジュニア
出場人数が規定に満たなかったため、エリートとジュニアの混走で3ヒートの合計順位で争われた女子のレース。すべてのヒートをトップでゴールしたのが、昨年のジュニア王者でアジア選手権も優勝の丹野夏波。落ち着いたレース展開で酒井亜樹らジュニア勢の追撃を許さずエリートで初めての全日本タイトルを獲得した。表彰はエリートとジュニアで別に行われ、ジュニアのタイトルは酒井亜樹が獲得した。
女子エリート
優勝:丹野 夏波 神奈川県/神奈川県BMX協会 早稲田大学
2位:瀬古 遥加 三重県/中部BMX協会 IRC TIRE
3位:朝比奈 綾香 大阪府/関西BMX競技連盟
男子ジュニア
優勝:増田 優一 大阪府/関西BMX競技連盟 Formula International Factory
2位:橋本 颯馬 茨城県/茨城県BMX協会
3位:中尾 海斗 佐賀県/九州BMX協会 佐賀学園高等学校
女子ジュニア
優勝:酒井 亜樹 大阪府/関西BMX競技連盟 DEUX ROUES ELITE TEAM
2位:籔田 寿衣 大阪府/関西BMX競技連盟 モトクロスインターナショナル SEレーシング
3位:早川 優衣 岡山県/岡山県BMX協会
丹野夏波「3本ともトップでゴール」
3本ともトップでゴールするという目標も達成できて、いいレース展開ができたと思う。初めてのエリートでのタイトルを獲得できてうれしい。
TEXT:JCF