パーク 男子
様々な形のジャンプ台が設置されたステージで、トリックを披露する種目「BMXパーク」。
38選手が出場した男子には、日本から3選手が出場。
24枠の準決勝へ3選手とも駒を進めた日本勢。
中村輪夢
予選2位の中村輪夢は、安定感のあるラインディングを武器に、準決勝をトップで通過。
小澤楓
予選1位の小澤楓は、1本目こそ転倒があったものの、2本目で見事に立て直し、自身初のトップ12で争われる決勝進出を決めた。
松本翔海も準決勝突破とはならなかったものの、予選通過を果たし着実な成長を示した。
中村輪夢
中村・小澤の2選手が進出した決勝は、各国のトップライダーが準決勝を上回る高難度トリックを次々と成功させる展開に。
中村も自身のビッグトリックを織り交ぜ積極的に攻めるも、1本目は5位。続く2本目でも、うまくスピードを乗せられず最終6位にて大会を終えた。
小澤楓
初の決勝進出を決めた小澤も、堂々とシタライディングを披露し8位でフィニッシュ。
表彰台こそ届かなかったものの、中村はシリーズランキング3位にランクイン。日本の男子パーク税が世界の舞台で安定した存在感を示した大会となった。
パーク男子 リザルト
| 選手名 | 所属 | ポイント | ||
| 1位 | ジュード・ジョーンズ | Jude JONES | イギリス | 94.74 |
| 2位 | ジョーダン・クラーク | Jordan CHLARK | イギリス | 93.24 |
| 3位 | ニック・ブルース | Nick BRUCE | アメリカ | 91.4 |
| 6位 | 中村輪夢 | ウィングアーク 1st | 90.82 | |
| 8位 | 小澤楓 | 岐阜第一高等学校 | 84.04 |
パーク 女子
2025年の世界選手権では惜しくも4位で表彰台を逃した小澤美晴が、予選から圧倒的なラインディングで決勝へトップ通過。
小澤美晴
決勝でも1本目から正確に自身のルーティンをまとめ、暫定1位をマーク。
その後も小澤のスコアを上回る選手は現れず、最後までトップの座を守り切り、自身初のワールドカップ優勝を掴み取った。
小澤美晴
2位には「360ターンダウン・バースピン」など高難度のコンビネーショントリックを成功させた吉田実央が入り、日本勢のワンツーフィニッシュを達成。
3位には、パリ五輪銅メダリストのナタリヤ・ディーム(オーストラリア)が続いた。
なお小澤は年間シリーズランキングでも1位を獲得。来シーズンの活躍にも期待がかかる。
小澤美晴 コメント
今シーズン最後の大会を優勝で締めくくることができて、とても嬉しいです。
自国開催ということで、沢山の声援がパワーになりました。練習の成果を皆様にお見せすることができてとても良かったです。また来年も引き続き頑張っていきたいです。
最後になりましたが、私を支えて下さる全ての方々に感謝を伝えたいです。ありがとうございました。
パーク女子 リザルト
| 選手名 | 所属 | ポイント | ||
| 1位 | 小澤美晴 | N 高等学校 | 95.5 | |
| 2位 | 吉田実央 | N 高等学校 | 91.4 | |
| 3位 | ナタリア・ディーム | Natalya DIEHM | オーストラリア | 86.8 |
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