2023年6月24日に第3戦、25日に第4戦が実施された『2023 UCI BMXレーシングワールドカップ』。日本からは4選手が参加し、男子U23の増田優一が2位表彰台を獲得した。
2023UCI BMXレーシング ワールドカップ第3−4戦
3週間前にトルコにて開幕したワールドカップシリーズに続き、第3−4戦がオランダにて開催された。オランダ・パペンダルでワールドカップが開催されるのは、2011年の初開催から11 回目。
今年からエリートへ上がった日本チーム男子の中井飛馬は、トルコ大会での怪我の回復が間に合わ ず、直前での欠場判断に。
女子はエリートクラスに畠山紗英、丹野夏波の2選手が参戦。Under23女子として参加した籔田寿衣は、第3戦の転倒により第4戦は欠場となった。また今大会はプライベートチームにて参加した Under23男子の増田優一は、第4戦にて2年ぶりの決勝進出を果たし、自身最高位となる 2 位表彰台を獲得している。
男子U23
日本人男子として唯一の出場となった増田優一は、プライベートチームにて参加した。121人が参戦した男子U23は、1/16決勝が設定される過酷な戦いとなった。
増田は、第3戦では準々決勝にて敗退するも、翌日の第4戦では決勝まで勝ち進んだ。
決勝では積極的な走りで集団のイン側に飛び込み、第1コーナーを3位で通過。後半のリニューアルされたセクションでも加速させ、最終コーナーでは2位に上がり、そのままフィニッシュラインを駆け抜けた。2021 年コロンビア大会以来の決勝進出となり、自身初の表彰台獲得を果たした。
第3戦リザルト
| 優勝 | BEARMAN Rico（ニュージーランド） |
| 2位 | COLSENET Mateo（フランス） |
| 3位 | GOOSSENS Tim（オランダ） |
| 17位 | 増田優一（大阪体育大学） |
第4戦リザルト
| 優勝 | BEARMAN Rico（ニュージーランド） |
| 2位 | 増田優一（大阪体育大学） |
| 3位 | PIPERS Casper（オランダ） |
増田優一 コメント
未だに決勝進出、そして表彰台獲得は信じられないですが、これまでのトレーニングの成果が出て嬉しい気持ちでいっぱいです。一昨年のコロンビアでの決勝進出とはまた違い、U23カテゴリーが新たなカテゴリーとして確立されてきた中での2位は、これまで迷いがあった自分の力を信じることができます。
この流れを、7月の全日本選手権、アジア選手権、8月の世界選手権大会に持っていきたいです。応援いただいた皆さま、現地サポート頂いた日本チームに感謝しています。
