エリート女子
今大会よりU23カテゴリー(男女)が新設されたことにより、人数が分散し総勢7選手でのレースとなった女子エリート。
丹野夏波は日本代表として出場した。
丹野は2022年のワールドカップならびに世界選手権では、U23カテゴリー(19歳〜22歳)に出場するも、今大会では最上級カテゴリーにあたるエリート(19歳以上)へ挑戦した。
今大会は3レースの合計ポイントにて争われ、丹野は3レース全てを1位でフィニッシュし、2019年に続くアジアタイトルを獲得した。
丹野夏波コメント
久しぶりのアジアでの大会だったため、異なる環境への対応に苦しみましたが、レースでは3レースとも自分の走りをすることができ、ジュニアと合わせると3度目のタイトルを獲得でき、ホッとしています。
来週には国内にてジャパンカップ、翌月にはワールドカップ後半戦がコロンビアにて開催されるので、引き続き応援お願い致します。
大会結果 エリート女子
優勝:丹野夏波(早稲田大学)
2位:Amellya Nur Sifa(インドネシア)
3位:Chutikan Kitwanitsathian(タイ)
U23男子
総勢10選手が出場した男子U23カテゴリーには、島田遼が出場。
予選を全体の2位のタイムにて決勝へ進出した。
決勝を1番内側の1コースからスタートした島田は、横並びの状態で第1コーナーへ侵入。
第1コーナーをトップで通過すると、後続の猛追を受けるも、適切なライン取りで終始先頭を守り、自身初となるアジアタイトルを勝ち取った。
島田遼コメント
2018年大会では公式練習にて転倒してしまい、それ以来のチャンスだったので、今大会ではタイトル獲得だけを狙っていました。
アジアのレベルも年々アップしていて、予選から簡単なレースではありませんでしたが、決勝では後続の展開をしっかりコントロールすることができ、優勝の嬉しさとプレッシャーから解放された安堵の気持ちでいっぱいです。
日本からもたくさんの応援いただき、あがとうございました。
大会結果 男子U23
優勝:島田遼(GAN TRIGGER)
2位:Fasya Ahsana Rifki(インドネシア)
3位:Amer Akbar Anuar(マレーシア)
U23女子
男子と同様に初開催となった女子U23カテゴリーには、7月末に開催された世界選手権にて7位入賞を果たした籔田寿衣がエントリー。
3レースの合計ポイントで戦う本大会では、全てのレースで後続に約1秒の差をつけて、2019年のジュニアタイトルに続くアジア選手権制覇となった。
籔田寿衣コメント
世界選手権から短い調整期間でしたが、スタートからフィニッシュまでミス無くレースをまとめることができました。
ジュニアに続くタイトルですが、例年はエリートに挑戦して3カテゴリー目のタイトル獲得を目指します。
大会結果 U23女子
優勝:籔田寿衣(大阪体育大学)
2位:Taeyoung Kim(韓国)
3位:Eddyna Nasuhar Zainal Abic(マレーシア)
ジュニア男子(17〜18歳対象)
5カ国から総勢13選手がエントリーした男子ジュニアカテゴリーには、ジュニア1年目となる木内彪凱が出場し、予選を2位で通過して決勝へ駒を進めた。
決勝では得意のスタートを成功させ、コース中盤からは後続に大きく差をつける展開へ持ち込み優勝。
今後も続くアジアでの戦いに、幸先の良いスタートとなった。
木内彪凱コメント
チャレンジカテゴリーでに参戦経験はありましたが、初参戦となったジュニアでのタイトル獲得はとても嬉しいです。
しかし決勝では、前半は厳しい展開だったので、来年大会に向けてはアジア特有の苦手なコーナーなどを中心に、トレーニングを積んでいきたいと思います。
大会結果 ジュニア男子
優勝:木内彪凱(飛龍高等学校)
2位:Muhammad Ibnu Rusyid Aulia(インドネシア)
3位:Bawornpith Nilsonthi(タイ)
ジュニア女子(17〜18歳対象)
今シーズンがジュニアカテゴリーでの最後の年となる西村寧々花が、総勢11選手で争われる女子ジュニアカテゴリーに出場。
2組に分かれて行われた予選では、自身の組みではトップタイムを出すものの、もう1組の選手が西村のタイムを上回り、全体2位で予選を通過し決勝へ進出。
決勝ではスタートからレースをリードするも、各ストレートにて横に並ばれる展開が続いた。最終コーナーにて内側のラインをとった西村が先頭を死守し、アジアタイトルを獲得した。
西村寧々花コメント
決勝では終始接戦となりましたが、事前に狙っていたライン取りや戦略を実行でき、無事にタイトルを獲得できました。
世界選手権では悔しい思いをし、今大会ではしっかしと優勝したいと思っていたので、今大会をリズムを取り戻すきっかけとし、残す国内大会ではエリートカテゴリーの選手にも食らいつけるように頑張っていきます。
大会結果 ジュニア女子
優勝:西村寧々花(GAN TRIGGER)
2位:Jasmine Azzahra Setyobudi(インドネシア)
3位:Seoyeon Yoon(韓国)
大会全リザルト:UCI
Text:三瓶将廣(BMXレーシング・ヘッドコーチ)
8月末にはジャパンカップ、9月にはワールドカップ第5・6戦も!
出場した全カテゴリーでアジアタイトルを獲得した、BMXレーシング日本チーム。
2022年後半にも、重要な大会がまだまだ控えている。ぜひ注目していただきたい。
2022年8月以降の主要大会
開催日程 | 大会 | 開催地 |
8月27日〜28日 | ジャパンカップ BMXレーシング2022 / JOCジュニアオリンピックカップ BMXレーシング2022 |
大阪 |
9月24日 | ワールドカップ第5戦 | コロンビア |
9月25日 | ワールドカップ第6戦 | コロンビア |
10月29日〜30日 | 全日本選手権 | 大阪 |
参照:JCFカレンダー
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