Q:それでしたら早速。あなたは「たぶん」来年も日本の競輪を走りますか?

たぶん(笑)
いや、たぶんって言うのは冗談ですよ。日本の競輪はとても良い経験になるので、できる限り日本に来たいと思っています。パーコ(Shane Parkins)なんて8年?も来ているじゃないですか。彼は僕たちにとって「先輩」でいろいろ日本のレースのことを教えてくれます。日本の友達を作ったりして、パーコみたいになれたら素晴らしいと思いますね。僕らの祖先というか、人間って冒険する生き物ですよね。昔はいろんなところに舟で行って、物を買ったり売ったり、たまには喧嘩になったり(笑)。僕にとっての冒険は日本中をレースで行き来し、異なる食べ物、人、文化に出会い、難しい問題に直面して…といったことだと思います。
ただ、そもそも僕は日本に対してリスペクトや関係性があるので、いろいろポジティブに感じることができているだけかもしれませんが。

僕の人生で、日本に来たことは大きな冒険の一つです。住む場所、言葉、知り合い、何も無いという状況で来ましたから。日本全土で知っている人といえばたったの6人ですよ!また、ここに来るまでに掛かったお金も回収できる保証はありませんし。普段ならばニュージーランドの自転車連盟が遠征費や宿泊費を払ってくれますが、ここにいる間は一人の男としてチャレンジし続けなければなりません。少しでも現状が怖いと思えば日本の滞在期間がもったいないし、勝てない状態が続くと思いますし、逆にチャレンジし続ければこんなに面白いことはありませんね。僕は自転車が好きでここにいて、この場で戦い、短期登録制度の歴史の一部になることに誇りを持っています。だから全力で頑張るのみとわかっているんです。

日本の競輪選手は年収が4倍!?